上方舞「山村流」の山村友五郎が5月に大阪で還暦記念「舞扇会」 「ほぼ最後の直線で自分にムチを…」

[ 2024年4月4日 20:33 ]

山村流「舞扇会」の製作会見に出席した(左から)山村侃、山村光、山村友五郎、山村若                            
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 日本舞踊・上方舞の「山村流」宗家、山村友五郎(60)が4日、大阪市内で還暦記念「舞扇会」(5月3日、大阪・国立文楽劇場)の製作会見を行った。

 「家族、流儀の方々に支えてもらいながら人生の半分、山村流を預かって参りまして、60歳になってしまいました。芸にゴールはないけれど、寿命にはゴールがある。ほぼ最後の直線に入った感じですが、自分にムチをたたき続けたい」などとあいさつした。

 本番は初舞台で妹・山村光と舞った「石橋(しゃっきょう)」から、ユニークなかぶり物が特徴的な「ちょろけん」、大阪の座敷芸として有名な「南地大和屋へらへら踊り」などバラエティーに富んだプログラムが並ぶ。

 宝塚歌劇団やOSK日本歌劇団の日本物振付家としての顔も持ち、今回も出演する落語家の桂吉坊(42)や、松竹新喜劇の里美羽衣子(山村若笑)も門下生。「藤山(寛美)先生とのご縁もあり、松竹新喜劇の面々も、わいわいがちゃがちゃ集まってくれる」と目を細めた。今後は「インバウンドに振ってしまった現状の中、大阪のにおいをどうやって伝えていくか。あの世に行った時“大阪の文化を伝えてきたよ”と祖母や母に伝えられるよう頑張っていきたい」と力強く誓った。

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