亀井正貴弁護士 宝塚歌劇団員転落死問題の調査委について言及「独立性を持った第三者委員会ではなく…」

[ 2023年11月15日 11:47 ]

テレビ朝日
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 元大阪地検検事で弁護士の亀井正貴氏が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の女性劇団員(25)が急死した問題で歌劇団が14日、宝塚市内で行った会見について言及した。

 報告書は、遺族側が訴えた上級生からのいじめやパワハラの存在を認めず、長時間労働を強いる環境があったと認めた。上級生からヘアアイロンでやけどさせられたという遺族側の主張については、劇団診療所から「ヘアアイロンのやけどはよくあること」などと報告を受け、やけどをさせられたという客観的証拠もないため「事実であるかを判断することは困難」とした。「うそつき野郎」「やる気がない」などの暴言があったとされることにも「全て伝聞情報」としてパワハラの存在を否定した。ヒアリングは宙組生、OG、役員らに実施。66人いる宙組生のうち、4人は聞き取りを辞退。その理由は「差し控える」とした。兵庫県警は、女性が自殺した可能性が高いとみて捜査している。

 一方、遺族側は劇団側の調査結果について反論会見を開き、再検証を求めた。遺族の代理人弁護士は「失当(不当)であり、劇団と上級生の責任を否定する方向に誘導している」と断罪し、中でも、女性が上級生からへアアイロンを額に当てられやけどした問題について強く反論。ヒアリングに応じた女性の母親は、やけど当日の女性の額を「3センチも皮膚がめくれあがっている状態」と証言した。

 亀井氏は、調査委員会の調査について「劇団員が本音を全部言い切れたかどうかというのは相当な疑問も持ちます。というのは、この調査委員会というのは、独立性を持った第三者委員会ではなくて、あくまでも劇団が依頼した人たちなんですね。そうすると、劇団員としては、会社に依頼された人に対して話をするということになりますから、いくら自由に言ってくれと言ったとしても、やはりここでやっていくわけですから、先輩に気兼ねするし企業にも気兼ねするということがあると思うんですよね」と指摘。そして、「それからヒヤリングしても大事なのは、例えばメールやLINEのプライバシーの問題はありますけれども、劇団員のメールやLINEで物的証拠を確認していくことが必要ではなかろうかと思う。また、(調査)対象をOBにも広げるべきだと思う。上下関係の中で生きてきた人たちが普通に劇団に悪いことを言うとは考えにくいので、そこはOBから話を聞くということも必要ではなかったのかなと思いますね」と自身の見解を述べた。

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