「すとぷり」って? 紅白初出場、動画再生71億回超、人?それともアニメ? 今“話題の存在”を徹底解説

[ 2023年11月15日 05:00 ]

紅白出場を喜ぶすとぷりのメンバー
Photo By 提供写真

 エンターテインメントユニット「すとぷり」が、NHK紅白歌合戦初出場を決めた13日夜、公式YouTubeで緊急ライブ配信し、メンバー4人が感謝と喜びを報告した。

 他の出場歌手らと同様、SNS上に直筆コメントを公開したが、それで終わらないのがすとぷりだ。インターネット発のニュータイプアーティスト。夜に生配信を行い、2時間以上トークした。莉犬(25)は「直筆コメントを書く手が震えていた」。るぅと(25)は「魂を込めて書きすぎて1文字10秒以上もかかった」といち早く行動し、ファンと喜びを共有した。

 テレビで見る機会は少なく、大人たちの認知度はひと息かもしれない。だが、若い女性や小学生らに圧倒的な人気を誇る。独自の活動を重ねた7年。始まりは、ネット上で活動する“歌い手”や“配信者”と呼ばれる一般人のユニット。普段はイラストやバーチャルキャラクターを使いVチューバーのように活動。直接会えるライブや握手会だけで顔出しし、神秘性やアイドル性も高めて、ぐんぐん支持を集めてきた。

 動画総再生回数は、驚異の71億5000万回超え。昨年は全国5大ドームツアーで47万人、今年も全国アリーナツアー全44公演で35万人を動員した。ぴあ総研の23年上半期興行規模ランクは、SixTONESを抑えて1位。レコード会社関係者は「ファンの実数は、今年の紅白歌手の中でNo・1かも。テレビ離れが進む小中学生が、今年は紅白を見るのは間違いない」というほどの影響力だ。

 ゲーム配信、バラエティー、歌手活動、ライブ、声優…。2次元も3次元も飛び回り、楽しいエンタメは何でもする。さとみ(30)は「当初はネットの活動が浸透していなくて心ない言葉もたくさんもらったけど、道なき道を歩んでこられた」と感慨深く言った。今度は、最も多くの国民が見る紅白で、その魅力を満天下に知らしめてみせる。(瀬津 真也)


 ≪可愛いイラストで世界進出も視野≫ もう一つの人気の理由は、活動で使う可愛いイラストだ。K―POPがカッコよさなら、日本が誇る文化“Kawaiiイラスト”やアニメが、すとぷりの魅力だ。所属事務所は、3月にシンガポールに海外法人も設立。スーパーマリオやハローキティのように「日本のIP(知的財産)が持つキャラクターはK―POP以上に世界に通じる」と、世界進出も目指している。

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