前澤友作氏の宇宙旅行に完全密着 平野陽三監督語る夢の続きとは…

[ 2023年11月15日 09:58 ]

宇宙服姿で撮影する平野陽三監督
Photo By 提供写真

 実業家の前澤友作氏(47)による2021年12月の宇宙旅行に密着したドキュメンタリー映画「僕が宇宙に行った理由」(12月29日公開)の監督を務めた平野陽三氏(38)が14日、スポニチ本紙の取材に応じ、前澤氏に同行した宇宙旅行や映画の見どころについて語った。

 今も体が覚えているのはロケットの打ち上げ時の記憶だ。「重力から解放されて体が軽くなった瞬間や、青い地球を初めて見た時は感動した」と振り返った。

 当時、前澤氏が全幅の信頼を置く秘書として宇宙旅行への帯同が決まり、CMの製作プロダクションに勤務した前職の経験を生かして、訓練や国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した12日間などに密着する“記録係”を務めた。写真、動画の撮影を兼務しており、360度ガラスに囲まれたISSの観測用モジュール「キューポラ」では、地球をバックに前澤氏がひざを抱えて浮かぶ神秘的なカットの撮影に成功。ポスタービジュアルにも使われる一枚となった。

 前澤氏を「右脳と左脳のバランスの取れた人」と評する。右脳はひらめきや直感を司っており「突飛なアイデアが湧き出る」とし、論理的思考を司る左脳で「色んな計算をしてバランス感覚がある」と分析した。

 何より「挑戦することをやめない」というのが前澤氏の魅力だと説明。ロシアで約半年の訓練を経て12日間の宇宙旅行。その軌跡を描いた映画を通じて「1人の男の生き様を通じて夢を追うことの素晴らしさや挑戦することの大切さを感じてほしい」と平野氏。この映画を見た人が夢や挑戦に向かうきっかけになることを願った。

 自身も夢の続きがある。前澤氏が計画する月周回プロジェクトにはクルーではなく、スタッフとして関わっている。「ISSは持ち込める機材などが厳格に制限されていて、その規制の中でどんな企画ができるかを考えていった。月へ向かう(スペースX社の)スターシップは民間の宇宙船なので持ち込めるものも自由度が格段に高くなるはず。2年前にできなかったことに前澤さんやクルーに挑戦してもらえるよう、経験を生かして企画段階から役に立ちたい」。思い描いたことを実現できたら、その際も映画化の構想が膨らんでいきそうだ。

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