浜田敬子氏 建設費2350億円の大阪万博で疑問「この額で収まるのか」「チケット収入で賄えるのか」

[ 2023年11月15日 10:26 ]

テレビ朝日
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 フリージャーナリストの浜田敬子氏が15日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演し、会場整備費が最大2350億円まで上振れする見通しとなった2025年大阪・関西万博について言及した。

 政府は14日、出展を予定していたメキシコとエストニアから参加辞退の通知があったと明らかにした。万博をめぐり、大阪市の横山英幸市長が14日、市議会万博推進特別委員会で「2度目の増額と(整備費の)執行確認が不十分だったことをおわび申し上げる」と陳謝。350億円かかる万博のシンボル的なリング(木製の大屋根)について、自見英子万博担当相は「夏の暑い時期に開催される。日よけの熱中症対策として大きな役割を果たす」、「大屋根のリングは『多様でありながら、ひとつ』という万博の理念を示すシンボル。来場者の滞留スペースとしても重要な役割がある」などと必要性を強調している。会場整備費は国、大阪府・市、経済界が3分の1ずつ負担する。市は府とともに容認する意向を表明。大阪市民の1人当たりの負担は約1万9000円、大阪府民は約4000円となる。

 番組では、共同通信社の世論調査で、大阪・関西万博の開催について「必要だ」28・3%、「不必要だ」68・6%、日本維新の会の支持層で「必要だ」33・1%、「不必要だ」65・7%となっていると伝えた。

 浜田氏は「今、建設業者が決まっている国は24カ国くらいという報道がありますけれども、でも建設業界は今、本当に人が足りないし、これから現実的にそれぞれのデザインを凝らしたものが建つのかということと、当然工期が短くなれば人件費を高くしないと人が集まらないので、本当にこの額で収まるのかというのが懸念されます」と指摘。「この額で収めるというのであれば何を削るんだということをそろそろ議論していかないといけないと思うんですが、そういう議論が全くされていないのではないか。いわゆるプランB、プランCみたいなもの(の議論)がされていないんじゃないかなという懸念がある」とし、「もっと言えば、チケット収入で賄(まかな)えるのかという部分。どれくらいこれを充て込んでいて、きちんと回収できるのか。どれくらい赤字の見込みが出るのかみたいなところまで含めての説明が全然されてないなと思いますね」と自身の受け止めを述べた。

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