ニッポン放送社長 ジャニーズ会見について言及 東山新体制による「状況をチェックし、見届けたい」

[ 2023年9月13日 14:29 ]

東京・有楽町のニッポン放送
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 ニッポン放送の檜原麻希社長が13日、東京・有楽町の同局で定例会見を行い、故ジャニー喜多川元社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に開いた会見について受け止めを語った。

 檜原社長は「ジャニーズ性加害問題当事者の会の方々をはじめ、被害に遭われた方々の発言をこの間、いろいろ見聞きいたしまして、これまで長い間にわたり、声を上げたくても上げられなかった、世間やメディアに聞き入れてもらえなかったという苦しみを考えると、メディアとしても社会としましても大きな問題があったと考えております。そして、報道機関としての責任も改めて感じた次第であります」と述べた。

 それを受け、「この間の記者会見で事務所側は性加害があったことを認識され、謝罪され、新しい代表も発表された。被害者の方々と真摯(しんし)に向き合っていく、補償を進めていくという表明があったと認識しております」とした上で、「弊社の現時点でのスタンスとしては会見で発表された新体制でのガバナンス、被害者の補償の話し合いが正しく機能していくことが一番重要。我々もその状況をその都度、チェックしてまいりながら、それを見届けたいと思いであます」と話した。

 「そういう意味では、現時点で我々、ニッポン放送の番組のジャニーズ事務所所属のパーソナリティーに関してはすぐに変更することは致しません」とし「ただ、(被害者の)その苦しみを社会全般的に考えていかないといけない。このネット社会でいろいろな意見が出てくる中で、二次被害も出てきてもいけないと思いますので、我々は冷静にメディアとしてその都度、判断していく必要がある」と見解を示した。

 檜原社長は7月の会見で「被害者がいるのなら、それに対してきちっとした対応をした方がいいと思う」と指摘。既に外部の専門家による「再発防止特別チーム」が設置されていることを受けて「調査の途中の段階だと思う。その内容を見て世の中は判断するだろうし、会社としてもそれに対して答えると思う。注視している」と語っていた。

 国際的にも問題となっている性加害問題。外部専門家による「再発防止特別チーム」の調査報告書を受け、事務所側は7日に会見を行い、再建へ向け藤島ジュリー景子社長の退任と、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表した。会見後には、所属タレントを広告に起用している企業が次々と契約期間終了後には更新を行わないと発表するなど、スポンサーのジャニーズ離れが進んでいる。一方、テレビ各局はタレント起用など対応が分かれている。

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