「VIVANT」第9話に「小日向文世の長野専務」が関与?一瞬だけ映り込んだあの場面で…視聴者驚き

[ 2023年9月13日 09:02 ]

「VIVANT」第4話、小日向文世演じる長野専務の過去が明かされる(C)TBS
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 俳優の堺雅人(49)が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・30)は、10日に第9話が79分拡大版で放送され、主人公・乃木憂助(堺)の幼少期と、乃木の実の父ノゴーン・ベキによる組織「テント」の詳細が明らかとなった。最後は乃木に“裏切り”の容疑がかけられる…という衝撃のラストを迎え、先の読めない展開のまま、次週最終回を迎えることとなる。回収しきれていない伏線が多い中、また新たな“伏線”となりそうな言葉が一つ、放送された。

 <以下ネタバレ有り>

 表向きは「丸菱商事の社員」という肩書きで、その実態は自衛隊の精鋭部隊「別班」の一員・乃木憂助。幼い頃バルカ共和国で生き別れ、現在はテロ組織「テント」のリーダーとなった実の父「ノゴーン・ベキ」(役所広司)との再会を果たし、テントの一員として資金集めに奮闘する…という展開。

 その中で、テントが何としても手に入れたい土地の謎が判明。二束三文にしかならないと思われた広大な土地の地下200メートルの場所には、半導体に欠かせない原料となる純度99・9%のフローライト(蛍石)が眠っていた。ベキはこのフローライトを独占し、この利益をもって未来永劫、孤児や貧しい人々のための資金を捻出しようと考えていたのだ。

 この思いを受け入れ、乃木は別班の機密情報を利用して資金を調達。テロ行為などで血を流すことなく、巨額な資金を手に入れた。

 その時、「あなたは7回撃たれた狼だ」と、謎のフレーズが突然語りかけられる。発言主は不明で、誰にかけられた言葉なのかも、意味も不明だった。

 この言葉、実は「過去に何度も苦難を乗り越えてきた人は、今回もその経験を生かして苦難を克服できる」という意味のトルコのことわざ。放送後、公式Xは「信用取引で成果をあげた“あなたは7回撃たれた狼だ”と言ったのはピヨの発言。モンゴルで有名な諺で“何回も困難を乗り越えたあなたはその経験で困難を克服したね!”という賞賛の言葉」と説明した。

 「7回撃たれた狼」とあるが、実は同作に「7」という数字は多く登場する。まず、初回で乃木が騙されたタクシーのナンバーは「4771」。また、ザイールの自爆騒動で乃木が運ばれた病院のベッドのナンバーも「7」。さらに、第7話でテントに潜入する際の合言葉「山羊が産気づいた」「何匹だ?」「77匹」と、ここでも使用されている。

 さらに、第4話で「ブルーウォーカー」太田梨歩(飯沼愛)と不倫関係にあったと告白した、小日向文世演じる長野専務のメールアドレスにも注目。太田とのやり取りが映し出された場面で、長野専務のメールが「fox.777@jmail.com」となっているのだ。この「7」、何かしらの意味がありそうだが、果たして最終回で言及されるのか。

 長野専務のメールアドレス「fox.777@jmail.com」。実は第9話でも、似たようなメールアドレスが表示される場面があった。

 第9話で、乃木が撃った別班4人が「生きている」という情報がテント宛に送られてきた。その際、一瞬だけ表示された送り主のメールアドレスが「Jmail」だった。ただ、ドメインのため、この送り主が長野専務とは断定しにくい。

 それでも視聴者からは、長野専務が「ただの不倫オヤジ」で終わるとは考えにくい…という根強い声が上がっている。また、細部までこだわり抜かれたドラマだけに、長野専務のメールアドレスをあえて公開していた意図もありそうだ。

 第5話で、長野専務の経歴について「1981年4月に防衛大学校に入学し、1985年3月に卒業。その後、1987年4月に一橋大学院に入学しており、1985年4月~1987年3月薬物依存からの更生施設に入所していた」と説明されている。この“空白の2年間”が、乃木の経歴「1984年、3歳のときに両親と死別、87年に帰国、1987年4月に舞鶴小学校入学」という、乃木がバルカ共和国にいた期間と一致していることが判明している。

 これらのことから、「別班として乃木父と行動するも、乃木父を助けられなかったことから、情報を与え続けているのでは?」「長野専務は別班ではないと思っていたんだけど(3話でバルカから帰国した乃木に対して執拗に質問していたが、もし長野専務が別班なら情報が共有されているため乃木に聞く必要がない)、8話で別班の司令系統は全て独立していることがわかったから、長野専務と乃木が2人とも別班でもお互いを認識しておらず情報も共有されていない可能性があるのでは」「ベキを裏切った(助けなかった)のが長野説あるかなと。長野は不倫おじさんのままでは終わらなそう」という考察が飛び交った。

 また、「VIVANT」にドハマりしているお笑いコンビ「ナイツ」塙宣之は、自身のYouTubeの中で「長野専務は実はブルーウォーカーの正体」と考察。根拠として、「太田さんのスマホの画像が全て表示された際、あれだけ落語好きを全面に押し出しているのに、落語関連の写真が一枚もなかった」と説明し、「長野専務がブルーウォーカーで、太田さんは弟子。師弟関係にあるのでは」と推測していた。

 長野専務は「天才ハッカー・ブルーウォーカー」で、実はノゴーン・ベキと通じている…という視聴者の考察。たびたび登場する「7」の数字。果たして、17日放送の最終回で全ての謎は明かされるのか。

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