ヤマザキマリ氏 伊育ちの息子は「思慮深い人」ミスした出前店に神対応、「何で!」怒る母を諭す

[ 2023年6月18日 12:25 ]

漫画家のヤマザキマリ氏
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 映画化もされた大人気漫画「テルマエ・ロマエ」などで知られる漫画家のヤマザキマリ氏(56)が18日、TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)にゲスト出演。息子について語った。

 イタリアと日本を行き来するヤマザキ氏だが、コロナ禍もあいまって「息子はなんだかんだ日本に住んじゃってて。うちのそばにいるんだけど、ほとんど会ってません。滅多に会わない。必要ないから。必要あらば呼びますけど。時々喫茶店でパソコン開いてるのを見かけるんだけど、お互いあいさつもせず。それで、この前いたよね?みたいな。そんな感じの関係性で」と適度な距離感で過ごしている様子。

 息子の性格について「思慮深いですね。イタリア人の大仰さを目の当たりにしていたのですごい抑制された子供になった。早いうちから仏教思想とかに興味を持ったりしていた」といい、イタリアで育った反動かあまり一喜一憂しない達観した大人になったという。

 「例えばね、ある日、私がウーバーイーツを頼んだんです。オムライスを。息子の分も頼んだら一個しか来なくて、“何よ!決済して払ってるんだから、あんた電話かけてちょうだい!”ってオムライス屋に電話させたんです。そしたらすごい穏やかに“先ほどオムライスを持ってきていただいたヤマザキでございますけれど…”って。もう私頭に来て、隣に行って“お・こ・れ!お・こ・れ!”って言っちゃったんですよ」と、店に丁寧に電話している息子を思わずけしかけたという。

 すると息子はヤマザキ氏を手で制御。電話を終え「なんで怒らなかったの!」と憤慨するヤマザキ氏に「あなたの嫌な気持ちをたくさんの人に拡散したところでなんにも解決しない。申し訳ありませんって向こうは謝ってるんだからそれでいいじゃないって」と諭したという。

 「向こうは申し訳ありませんって、オムライスを2個ほど追加で持ってきてくれて」とお詫びのしるしにサービスしてくれたといい「そしたらドヤ顔で来て、“ほらね、このように冷静に対応したからオムライスが増えました”って。オムライス増えたって食えねえよ!って言いながら…穏やかというかね。仕方ないですね、そういう国で育ってきたから」と達観ぶりを明かした。

 ヤマザキ氏とともに世界各国を渡り歩いて生活しててきているだけに「予定調和って人生ではないんだって思うから動じなくなるんですよね。思った通りにいかないことに対して怒らない人になった」と語った。

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