竜王戦第4局前に記念撮影 3連覇に王手の藤井竜王「普段通り集中して」

[ 2023年11月9日 16:46 ]

竜王戦第4局を前に、開催地の観光名所「小樽運河」で記念写真に収まる藤井聡太竜王(右)と伊藤匠七段(撮影・我満 晴朗)
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 10、11日に北海道小樽市の「銀鱗荘」で行われる将棋の第36期竜王戦7番勝負第4局を控えた9日、藤井聡太竜王(21)=8冠=と伊藤匠七段(21)の両対局者が現地入り。対局場検分を前に開催地の観光スポット「小樽運河」で記念撮影に収まった。

 午後3時の撮影時は快晴で気温15度。晩秋の陽光をたっぷり浴びながら両者は撮影に応じた。シリーズ成績3勝0敗の藤井は3連覇に王手をかけており「あしたが大きな一局になるとは思いますが、それをあまり意識せず、普段通り集中して対局に臨みたいです」と、まさに普段通りの受け答えだった。

 開催会場の銀鱗荘は今年7月下旬、王位戦第3局の舞台でもあった。この時は挑戦者の佐々木大地七段(28)を下して3連勝とし、防衛に王手をかけた思い出の地。今回は約2カ月半ぶりの再訪に「小樽は子供の頃家族旅行で来たことがあり、今回も来ることができてうれしい気持ちです」と、前回同様のコメントで現地の印象を明かし、「銀鱗荘は素晴らしく、(対局室からの)景色もいい。楽しみです」と、対局室の経験者らしく付け加えた。

 挑戦者の伊藤は開幕3連敗と剣が峰に立たされており「これまでは藤井竜王の強さを感じているシリーズ。こういう素晴らしい舞台で一局でも多く対局出来ればと思っています」と初勝利への意欲を語った。ちなみに「小樽に来るのは初めて」とのこと。

 第4局は10日午前9時に藤井の先手でスタート。持ち時間は60秒未満切り捨てのストップウオッチ計測で各8時間。第1日の10日午後6時時点の手番が「次の一手」を封じ、11日の第2日に指し継がれる。

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