「どうする家康」秀忠、関ヶ原へ“世紀の大遅参”利根川増水→真田の罠…ネット唸る「正信&康政をも凌駕」

[ 2023年11月9日 11:30 ]

大河ドラマ「どうする家康」第42話。徳川秀忠(森崎ウィン・中央)は「関ヶ原の戦い」に間に合わず…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月5日、第42話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第42話は「天下分け目」。徳川家康(松本潤)が上杉征伐に向かう中、石田三成(中村七之助)挙兵の報が届く。「小山評定」。西国大名の多くが三成に付く中、家康は天下分け目の戦に臨むため、西へ戻ると宣言。徳川秀忠(森崎ウィン)に真田昌幸(佐藤浩市)攻略を託し、江戸に戻ると各国大名に応援を働き掛ける。一方、千代(古川琴音)とともに伏見城を守る鳥居元忠(音尾琢真)は三成の大軍に囲まれ、最期の時を迎える…という展開。

 「関ヶ原の戦い」(慶長5年、1600年)“前夜”、目まぐるしい調略戦が描かれた。

 真田信幸(吉村界人)が秀忠に着陣報告。昌幸と真田信繁(日向亘)は信濃に引き返した。兄が徳川、父・弟が豊臣に付く、いわゆる「犬伏の別れ」。

 7月24日、小山評定。家康の熱弁に、戦国武将・山内一豊(山丸親也)も「内府殿とともに、この山内一豊、戦いまする!」。秀忠は初陣につき3万の兵を与えられ、本多正信(松山ケンイチ)榊原康政(小平太)(杉野遥亮)と信濃へ。真田制圧に向かった。

 井伊直政(板垣李光人)は福島正則(深水元基)らと東海道を西へ。結城秀康(岐洲匠)は上杉制圧に向かい、家康は江戸城に戻った。

 「伏見城の戦い」。鳥居元忠(彦右衛門)(音尾琢真)と千代(古川琴音)が討ち死にした。

 「君が連日連夜、書状を書き続けている頃、美濃・大垣城へ入り、徳川軍を迎え撃つ整える石田三成もまた…」「同じく諸大名へ家康糾弾の書状を送り続け…」「双方合わせて、実に数百通が日ノ本全土を飛び交う、熾烈な調略戦が行われたのでございます」(語り・寺島しのぶ)

 8月25日、正則が美濃・岐阜城を制圧。忠勝と直政は決戦が早まることを懸念したが、家康は西へと出陣。秀忠には真田に構わず、9月9日までに美濃・赤坂へ来るよう命じた。

 秀忠軍が迫り、昌幸は降伏。しかし、上田城に籠もったまま。「いかにも、真田親子らしいやり方よ」(正信)「敵味方に分かれて、どちらかが生き残る目論見でしょう」(康政)。「第2次上田合戦」。信繁が奮闘。昌幸は「わしの役目も十分に果たした。あとは、家康と三成、どちらの才が上回るかだ。どちらに転んだとしても、真田は生き残る」「乱世を泳ぐは、愉快なものよ」。碁石が並ぶ地図上に、一際輝く“六文銭”――。

 9月8日、伝令役・大久保忠益(吉家章人)は利根川を渡る際に船頭たちに書状を奪われ、到着が遅れた。9日までに赤坂、は間に合わない。「真田の忍びの仕業じゃな」(正信)「真田の狙いは、我らをここに足止めすること」(康政)。真田の罠“蜘蛛の巣”にかかってしまった。

 正信&康政の知恵者2人も一杯食わされる真田の生き残り策。秀忠の“世紀の大遅参”などと呼ばれるが、使番・忠益が遅れたのも“雨による利根川の増水”から“真田の仕業”に巧みにアレンジ。SNS上には「こればっかりは相手が悪い。まんまと策に」「真田の忍びのせいで、秀忠の遅参が決定的になったというアレンジが印象的」「関ヶ原遅参が秀忠のせいじゃないパターン、初めて見たかも」「秀忠の関ヶ原遅刻は、秀忠が無能だったわけじゃなく、真田が本多正信&榊原康政をも凌駕する曲者だったのがいい」「確かに本多正信と榊原康政が付いていて、秀忠が遅刻するって、ちょっと考えられなかったんだよ。出陣が早まり、なおかつ伝令を忍びで阻まれるというのはいいシナリオ」などの声が上がった。

 次回は第43話「関ヶ原の戦い」(11月12日)が放送される。

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