辛坊治郎氏 デジタル化は「社会生活そのもののハードルが上がってるんでは」税金支払いめぐり銀行で一苦労

[ 2023年11月9日 16:44 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(67)が9日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。デジタル化に伴う“不便”だった出来事を語った。

 この日は大阪から番組に出演した辛坊氏は「半日、こっちにいただけでストレス溜まりまくって。極めてプライベートな話なんだけど、もしかしたら同じような目に遭ってる方は声をあげられずにいるのかなって。世代的なこともあると思うんですけどね」と不便でイライラした出来事を紹介した。

 「小さな法人を持っている」という辛坊氏は税務署から税金の支払い通知が来たことから「インターネットバンキングでやる方法はあると思うけど、振込用紙が付いているものですから、これは銀行に行かなきゃいけないのかなって思うわけですよ」と朝から振り込みを4件するため、銀行へ向かった。

 地元の金融機関行で法人のキャッシュカードで口座から振り込みをしていたところ、1件目、2件目は順調に振り込めたものの3件目で引っかかったそうで「支払い限度額を超えていますので、カードでの振り込みはできません」と機械の横でサポートする女性スタッフに告げられた。

 辛坊氏は「口座に残高はある。カード取引だと支払い限度額があるのは知ってるけど、税金だから。向こう(税務署)から送られてくる振り込み用紙に従って、機械に読み込ませて振り込んでるから振り込み詐欺でない。税金の振り込みなのにそんなことがまずあるのかって驚きで」とまずモヤモヤ。「だいたいさ、会社なんてその日に振り込めないと不渡りでつぶれるってのもある。個人とは違う。でもうちの法人カードから税金の振り込みができないんですよ」とぼやいた。

 印鑑と通帳でなら取引できることから、念のためにと印鑑と通帳を持参していたものの、その銀行の支店は法人を扱っておらず、電車で2駅先の別の支店へ行くよう言われたそうで、さらにイラついたとう辛坊氏。それでも「確かに、このお姉さんのせいじゃないよな。ここでキレたところで問題は解決しない」とはらわたは煮えくりかえりながらも我慢。電車に乗って2駅先の別の支店へ向かった。

 ただ、支店に着くと、法人窓口は3階にあり、さらにもう一つロックされた扉があり「担当のどこに用があるか電話してくれって。ふざけるな。どこに電話したらいいか分かるわけねーだろ」とさらにイライラ2階の受付に出向いて事情を説明すると、ようやく通帳と印鑑、振込用紙の一式をそろえてそこからスムーズに税金を支払うことができたと振り返った。

 辛坊氏は「世の中、“デジタル化でどんどん便利にしましょう”ってスローガンの下で、実は銀行の支店、窓口の削減だったりがある。インターネットバンキングで日常から出来る人はいいけど、そうでない人にとっては、とてつもなく社会生活そのもののハードルが上がってるんではなかろうかと」とデジタル化により駆使できない人は不便になっているとし「この方向でいいのか果たして」とぼやきが止まらなかった。

 番組では納税に関するオンライン申請「e-Tax」があるものの専用アプリがいることやマニュアルが何百ページもある複雑さも紹介していた。

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