WHITE SCORPIONデビューまで1カ月 「世界」への憧れ語る 決めポーズも公開

[ 2023年11月9日 05:00 ]

グループの決めポーズをするWHITE SCORPION(左から)ACO、ALLY、COCO、MOMO、NATSU、NICO(撮影・安田 健二)
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 秋元康氏の総合プロデュースで先月誕生したばかりの11人組女性アイドルグループ「WHITE SCORPION(ホワイトスコーピオン)」が来月7日、配信シングル「眼差しSniper」でデビューを飾る。10月7日の発足から1カ月が経過。世界進出に憧れる新米アイドルたちがスポニチに意気込みを語り、グループ名にあやかってサソリのハサミをイメージした決めポーズもカメラに独占披露した。

 10月末、メンバーの姿は都内のスタジオにあった。この日はスケジュールの関係でALLY(23)、ACO(19)、NATSU(19)、NICO(19)、MOMO(18)、COCO(17)の6人が参加。1人1人がマイクに向けて初々しい歌声を響かせていた。

 「ついこの間までデビュー2カ月だと思ったら、もうあと1カ月。時の流れのスピードが恐ろしいなって思います。楽しみと不安が半々な気持ちです」と語ったのはACO。クラシックバレエを学ぶためヨーロッパへ留学した経験を持ち、現地では演技の善し悪しで歓声の反応が一変することを実感。海外の芸術や観客の熱量を肌で感じたことを踏まえ「世界に行くなら、みんなが“ブラボー”という状態になってからでないとしんどい面はある」と実力に磨きをかけることを誓った。

 小学生の頃と今夏の2回、フィリピンを訪れたMOMOは車でスラム街を通った際に靴を履いていない子供たちが無邪気にサッカーをする姿が目に焼き付いていると回想。「そういった子供たちにも私たちの音楽を通じてもっと笑顔になってもらいたい」と意気込んだ。

 NICOは10月のオーディション合格発表の際に「世界」への憧れを強く口にしていた。夢は米カリフォルニア州最大級の野外音楽フェス「コーチェラ・フェスティバル」に立つこと。壮大な目標をかなえるために「目の前の一人一人を大切にすること」と強調。「誰一人置いて行かずに一緒に世界に向けて一丸となって頑張りたい」とメンバーはもちろん、ファンやスタッフもワンチームで活動することが成功への近道だとした。

 COCOは日々の努力の積み重ねも欠かせないと説く。「3歳から今までバレエを続けてきたし、自宅に鉄棒があって小1から11年間毎日やってきた。だから継続して努力するという意味では自分の強みだと思っています」と笑った。

 「世界」で活躍するアーティストのイメージとして「BTS」などK―POP勢を口にしたメンバーが多かったのは、昨今の音楽界のトレンドからすれば自然な答え。その中で異彩を放ったのはNATSUで、米ロック界のレジェンド「KISS」を上げた。祖父の影響で幼い頃から洋楽にも親しみがあり「広く長く愛されているロックバンドだから」と語った。また、11人の絆についてもエピソードを披露。最年少のHANNA(14)がダンス練習で転んだ時に他の10人が全員で「大丈夫」と急いで駆け寄った場面を思い返し「そういった仲の良さや優しさをみんなが持っている」と白い歯をこぼした。

 グループのアピールポイントについてALLYは「ちゃんと自立できている子がそろっている。練習中に互いに声を掛け合うし雰囲気はいい」と声を弾ませ「特徴がそれぞれ異なるので、曲の幅が広がっていきそうな気がします。可愛い系の歌だったらこの子とか、格好いいのだったらこの子だとか。選択肢が多いのは凄くいい点だと思います」と胸を張った。

 来月7日に第一歩を踏み出すホワイトスコーピオン。アイドル戦国時代の中、その実力で人気とファンをつかみ取り、夢に向かって走り続ける。

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