橋下徹氏“抗議”の連続投稿 少子化対策財源で医療保険上乗せに「これ以上現役世代の保険料を上げるな!」

[ 2023年11月9日 17:09 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が9日、自身のSNSを更新。政府が、少子化対策の財源確保のため創設する「支援金」制度案の概要が判明し、負担能力に応じて医療保険料に上乗せして徴収する方針を初めて明記したことに言及した。

 こども家庭庁は9日に有識者会議の初会合で議論を始め、年末に結論を出す方針。

 制度案の概要は、支援金に関して「これまで比較的手薄だった妊娠・出産期から0~2歳の支援策にまず充当する」と強調。支援金を充当する具体的な事業は、就労の有無に関係なく保育を利用できる「こども誰でも通園制度」、育児休業給付や児童手当の拡充―などを挙げた。徴収方法について、現役世代から高齢者までと対象が広く、企業も負担する公的医療保険制度を活用するとした。

 橋下氏は「『異次元の少子化対策』、財源は医療保険料に上乗せ方針…子育て世帯以外は新たな負担」と題した記事を貼り付けた上で、「既に高齢者医療に回っている現役世代保険料からの多額の支援金・納付金(40%)を子育て支援金に戻してもらうべきだ。これ以上現役世代の保険料を上げるな!!野党、戦ってくれ!!」とつづった。

 その後、「政府が出してくる少子化対策財源のための医療保険料の上乗せ案。またとない社会保険大改革の議論になり得る。野党、頑張ってくれ!」と強調し、さらに「こんな重要場面で一律税投入による社会保険料の低減という維新のような主張は絶対してはいけない。改革の方向性が全く分からなくなる。維新は保険料を上げるくらいなら税を入れろという政党に位置付けられる。改革のセンターピンに関するメッセージはそれほど重要。一時的な対策だと言っても国民全体には伝わらない。これが政治メッセージというもの」と連続投稿した。

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