岩田明子氏 “支持率低迷”岸田首相に代わる候補なし「1強をはき違えていて」 安倍元首相との手腕比較

[ 2023年11月5日 16:59 ]

 ジャーナリストで千葉大客員教授の岩田明子氏が4日、ABEMA「NewsBAR橋下」(土曜後9・00)にゲスト出演し、支持率低迷が続く岸田文雄首相の勘違いを指摘した。

 「増税メガネ」「増税クソメガネ」という皮肉なあだ名が、すっかり板に付いた岸田首相。政府は17兆円規模の経済対策を掲げたが、所得減税4万円など、物価高に苦しむ国民にとっては焼け石に水状態となっている。

 その一方で、閣僚の賃上げ法案を提出するなど、国民感情を逆なでする政策が続き、ANNが10月28~29日に行った世論調査では、内閣支持率は26・9%と過去最低を記録。本来、手放しで喜べるはずの減税策も、「評価しない」と答えた人が56%と半数を超えた。

 進行役の「サバンナ」高橋茂雄が「自民党の中で、“ちょっといったん総理”(をやる)という人がいない?」と尋ねると、岩田氏は「いないんですよね」とつぶやいた。「1強をはき違えていて。安倍(晋三元首相)さんが1強になったのは、根回しを徹底して、みんな党が納得したから官邸の指示通りで―となった」。安倍政権との決定的な違いを分析し、「そのプロセスを抜いて、総理がドンとトップダウンを落とすことが1強ではない。誤解をされているのか」と首をかしげた。

 岸田首相の“サプライズ好き”疑惑にも言及した。「就任された時に、1週間前倒しで解散総選挙をしたじゃないですか?あれがちょっとサプライズ的だったので、あそこで成功体験があって。ウクライナ訪問もG7の中では最後になったけど、警備の関係で非常に難しいミッションだったけど、ダマテンでパンと行けたじゃないですか?あれで何となく、これでいいんだとサプライズ的になってしまって」と問題視した。

 高橋が「急に驚かすのに、はめられてもね」と話すと、岩田氏も「驚かすのって1回か2回でいいじゃないですか?たぶん」と苦笑いしていた。

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