青木理氏 岸田内閣の法務副大臣、文科政務官の辞任に「適材適所のインチキ性みたいなものが露わに」

[ 2023年11月5日 14:46 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 ジャーナリストの青木理氏が5日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。4月の東京都江東区長選で木村弥生区長(58)陣営に有料インターネット広告の掲載を提案した責任を取り、法務副大臣を辞任した柿沢未途自民党衆院議員(52)に新たな疑惑が浮上したことに言及した。

 柿沢氏が、区長選前に複数の区議に現金を配ったと周囲に明かしていたことが判明。ただ、区長選と同じ日程で実施された区議選への陣中見舞いで、買収の意図はなかったとしている。東京地検特捜部は、配布した現金に木村氏支援を求める趣旨が含まれていなかったか捜査している。

 柿沢氏が区議側に木村氏の票の取りまとめを依頼していれば公選法違反の買収罪に問われる可能性があるが、現金受領を認めた区議はいずれも自身への陣中見舞いだったと主張している。

 青木氏は、柿沢氏の法務副大臣辞任に「(岸田首相は)適材適所とおっしゃっていたわけですけれど、それを信じている人は、たぶんほとんどいないと思うんですよね」と言い、「要するに派閥順送り、あるいは年功序列みたいな形で男ばっかりで批判を浴びて、相次いで2人辞めたんですけれど、辞め方が法務副大臣が選挙買収、しかも現金バラまいたんじゃないかっていう疑惑まで出てきている。それから文科政務官が女性との不適切な関係でやめるっていう、それぞれの本当に職務に密接した不祥事でやめるって、ブラックジョークって言ったら言いすぎかも知れないですけれども」と指摘。そして「本当に適材適所のインチキ性みたいなものが露わになっているなっていうあたり、これは岸田政権の政権としてのダメージも相当大きいんじゃないでしょうかね」と自身の見解を述べた。

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