鈴木おさむ氏「SMAP」解散の“暴露小説”は「辞める覚悟で書いた」 業界に激震も…「残すことが役目」

[ 2023年10月13日 16:15 ]

放送作家の鈴木おさむ氏
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 来年3月31日をもって放送作家、脚本家としての仕事を廃業すると発表した放送作家の鈴木おさむ氏(51)が13日、パーソナリティーを務めるTOKYO FM「JUMP UP MELODIES」(金曜後1・00)に出演。22年12月に発表した小説「20160118」への思いを語った。

 鈴木氏は12日、SNSを通じ「来年2024年3月31日で32年やってきた放送作家業を辞めることにしました。脚本業も辞めます」と来年3月末での放送作家、脚本家としての仕事を廃業すると報告していた。

 この日、ラジオで自身の口から廃業を生報告。「SMAPが解散してから…巨大な船の乗組員として、凄い緊張感の中でやっていたときに、彼らがいなくなって、自分のスイッチが120%入らなくなって。このままでいいのかなと…」と、「SMAP」の解散が大きな影響を及ぼしていると打ち明けた。

 鈴木氏とSMAPの絆は深く、22年12月には、SMAP解散の舞台裏を描いた小説「20160118」が「文藝春秋」に掲載され、業界に激震が走った。

 これについて鈴木氏は「去年、僕が小説を出した時に、SMAPの謝罪会見のことを出したんですよ。業界で、“何でこれ出すんだよ”って思った人もいると思います」と周囲の反応について回顧。「だけど、いろいろ考えたときに、記すこと、残すことも自分の役目だなって凄く思ったし、放送作家って作家ですから、記したいと思った」と、率直な思いを打ち明けた。

 さらに「あの時は正直、辞める覚悟でした」とも告白。「だけど、そういうことを残したい」と吐露し、「SMAPの小説も、本来は書き上げていくべきだなと自分では思います」と今後の展望を明かした。

 現在は「文藝春秋」でコラム「最後のテレビ論」を掲載中。そこにさまざまな裏話を書く予定だと言い、「昔『めちゃイケ』と『金スマ』をやっていたんですけど、その間に起きた、僕を挟んだトラブルがありまして。でも、昔の人って、こんな生キャラメル一個で大戦争が起きるんですよ。今まで僕、言わなかったんですけど…」と内容をチラリと紹介。さらに「1回だけ『24時間テレビ』をやったんですけど、あの長い番組の中で1回だけ、『サライ』のあとに歌を歌ったのがSMAPなんですよ。見たことないでしょ?それが、いかに大変だったかということとか、そういうこだわりを書きたい」とつぶやいた。

 鈴木氏は1972年生まれ、千葉県出身。フジテレビ「夢で逢えたら」を見て放送作家を志し、19歳で放送作家としての仕事をスタート。「SMAP×SMAP」(フジテレビ)をはじめ、「サタ☆スマ」「おじゃMAP!!」(フジテレビ)「『ぷっ』すま」「SmaSTATION!!」(テレビ朝日)など、多くのSMAP関連番組に関わっていたことでも知られている。現在も、元SMAPのメンバーが出演する「ワルイコあつまれ」(NHK Eテレ)、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS)、「中居正広のキャスターな会」(テレビ朝日)などを手掛けている。SMAPをはじめ、キャイ~ンやココリコなど多くの芸能人のブレーンも務めたほか、脚本家としてもドラマ「人にやさしく」など多くの作品を手掛けた。

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