フジ解説委員・松山俊行氏 岸田政権、副大臣、政務官に女性ゼロの一因は「自民党の女性局のフランス研修」

[ 2023年9月17日 15:52 ]

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 フジテレビ政治部長で解説委員の松山俊行氏が17日、同局「日曜報道 THE PRIME」(日曜前7・30)に出演。政府は15日の閣議で、第2次岸田再改造内閣の副大臣26人と政務官28人を決定し、女性は一人も起用されず、自民党が政権復帰した2012年の第2次安倍内閣以降、初めて女性ゼロとなったことに言及した。

 再改造内閣の女性閣僚は過去最多に並ぶ5人としたものの、副大臣・政務官は全員男性で、政権が掲げる女性活躍と乖離した格好。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と接点があったのは副大臣12人、政務官14人の計26人に上った。

 女性ゼロの人事に関し、岸田文雄首相は記者団に「適材適所でこのような老壮青、男女のバランスとなった。どの閣僚にどの副大臣、政務官を付けるのか、チームとして人選した結果だ」と述べた。

 松山氏は「閣僚と副大臣、政務官を合わせて女性比率が7%弱ということで、かなり低い比率」と指摘。「背景には、本来、副大臣レベルで入ってもおかしくない方が今回、閣僚として何人か若手が入った。その分、副大臣の人数が足りなくなってしまったというのと、自民党の女性局のフランス研修、観光旅行だと批判されましたけれど、その影響で女性局の関係者が入りづらくなってしまった。あと派閥の推薦が上がってきて決めるわけですけど、その段階で選挙が近いことを懸念する議員、特に女性議員から今回は遠慮したいという声があったと聞いています」としつつ、「やっぱり54人の副大臣、政務官が全員男性というのは国際的にはどうなのかなと」と疑問を呈した。

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