藤井王将 50歳での現役を宣言 52年度に復旧完了する熊本城に「その時まで棋士として活躍できるよう」

[ 2023年9月8日 20:01 ]

自筆のサイン色紙を持参し、熊本県庁を表敬訪問した(左から)藤井聡太王将、蒲島郁夫知、くまモン、菅井竜也八段
Photo By スポニチ

 藤井聡太王将(21)=名人、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖含む7冠=が9日に熊本県益城町で臨むJT杯2回戦に備えて8日、熊本市に入った。道中、九州新幹線の車内から熊本城が視界に入った。16年熊本地震からの復旧工事が進むが熊本市は昨年、完了時期を当初の計画より15年遅れの52年度になるとの見通しを発表。熊本城は将棋界とも縁が深く、09年度名人戦第2局を実施した。

 「(工事が)完成する姿を楽しみにしているし、非常に長い時間がかかると言うことで、その時まで棋士として活躍できるよう頑張りたい」。藤井は50歳まで第一線で走るとの意欲を語った。

 52年度は史上最年少7冠が50歳を迎える。年明けからの本社主催・第72期ALSOK杯王将戦7番勝負で羽生善治九段(52)が藤井に挑戦し、2勝4敗と善戦したように、自らも復旧した熊本城での対局を淡い夢として思い描いたのかも知れない。

 会見前には対戦する菅井竜也八段(31)と熊本県庁を訪れ、蒲島郁夫知事と懇談。熊本県の営業部長兼しあわせ部長を務めるくまモンとも初対面し、「うまかもんば食べて、明日頑張ってはいよ~」との激励を受け、「動きもかわいらしくて感激しました」と笑顔を見せた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月8日のニュース