危機管理の専門家が見たジャニーズ事務所会見の「一番の問題点」

[ 2023年9月8日 12:14 ]

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 フジテレビ「めざまし8」(月~金曜前8・00)が放送され、故ジャニー喜多川前社長の性加害問題を巡り、ジャニーズ事務所が7日に都内で開いた会見について特集した。

 会見では藤島ジュリー景子社長が4日付で退任したことと、少年隊の東山紀之の新社長就任を発表。2人はジャニー氏による性加害の事実を認めて謝罪した。今後は外部から法令順守を徹底するための人材を招き、人権侵害防止のため体制を整備することなどを約束。被害者へは期間を決めず、「法を超えて」(東山)の補償も行うとした。ジャニー氏の性加害問題については「人類史上、最も愚かな事件」と厳しく追及。「ジャニーズ事務所」の名称変更は行わず改革に取り組む方針を示した。

 会見には、昨年10月に事務所を退社した滝沢秀明氏の後任として「ジャニーズアイランド」の社長に就いた井ノ原快彦も出席した。

 その中で、ゲストでリモート出演した危機管理コンサルタントの石川慶子氏は「私は20年以上、トップトレーニングをやってきました。記者会見も200以上、解説&分析してきました」としたうえで、「何か起こした時に一番大事なことはきちんとケジメを付けること。しっかり謝罪をすること。その際に誰が出て謝罪をするのか。ジュリー(前)社長が出るかどうかはとても大きな焦点だったので、彼女が出たのはいいんですけど、登壇者の中に27年間取締役をやってきて、代表権を持っていた白波瀬(傑)さん(前副社長)が出ていないということは一番の問題点であると思う」と指摘した。

 「誰が謝罪するのか」が何よりも大事であるとし、「(ジュリー前社長と白波瀬氏)この2人が出るべきだった。評価できる点と出来ない点が複雑に混ざっている会見だと思う」と話した。

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