【ジャニーズ事務所会見一問一答(1)】東山「恥ずかしながら何もできず、何も行動していなかった」

[ 2023年9月8日 05:12 ]

ジャニーズ事務所 4時間12分会見

<ジャニーズ事務所会見>会見に臨む東山紀之新社長(撮影・西海健太郎)
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 ――性加害が起きた責任についてどのように考えているか?

 東山「喜多川氏と藤島氏の絶対的な存在があり、僕らは正しいと信じていた。エンターテインメントの世界で絶対的な存在がいると、下の者たちは信じ行動していかなきゃいけない状況にある。それが被害の拡大を生んだ。下からの被害を上にあげられない状況。それがいけなかった」

 ――性加害が起きていた認識はあったか?
 東山「恥ずかしながら何もできず、何も行動していなかった。噂としては聞いていた。私自身は被害を受けたこともなく、受けている現場に立ち会ったこともなく、先輩、後輩からも相談はなく、噂という認識はあったが行動はできなかった」

 ――性加害の事実を認識したのはいつ?
 東山「さまざまな暴露本等が出ていたので噂があるというのは知っていたが、喜多川氏を信じていたので読んでこなかった。喜多川氏と隠蔽(いんぺい)した藤島氏を父や母のように思っていたので、あってほしくなかった。仕事をしている中でいつしかそういうのも忘れていく。そういうことの繰り返しでした」

 ――当事者の会が直接的な対話を求めているが?
 東山「対話は必要だ。双方の理解を深めるためにも会うことは大事だと思っている」

 ジュリー氏「全く同じ意見で、話を伺っていきたい」
 ――謝罪・補償を行うのは報告に書かれている被害者だけか?
 東山「心のケアという窓口をつくって、声を上げてほしい。その窓口を藤島が行う。法を超えて、救済、補償が必要だと思っている」

 ――東山さんはハラスメント的に厳しかったという声もあるが?
 東山「まず僕は、厳しい方だと思う。エンターテインメントの世界は甘くない。舞台に立つには信念と覚悟が必要。力量や努力も必要。そういう面で厳しかった。ハラスメントという意識はなかった。つかみ合うぐらいのやりとりは日常茶飯事だし、そういうものだと思っていた。大人になって振り返ると今の時代とは差がある。反省し、みんなと歩んでいきたい」

 ――元Jr.の書籍で東山さんの性加害への言及もあるが?
 東山「僕が性加害ですか?僕はしたことがないです」

 ――冗談とかいたずらでも?
 東山「したことはないです」

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