中村獅童 2013年に急逝した母への思い語る「今となってはそんなありがたいことはない」

[ 2023年8月5日 14:09 ]

中村獅童
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 歌舞伎俳優の中村獅童(50)が4日放送の日本テレビ「アナザースカイ」(金曜後11・00)にゲスト出演。2013年に急逝した母・小川陽子さん(享年73)への思いを語った。

 自身の“アナザースカイ”として歌舞伎発祥地でもある京都へ。獅童は昭和の名優・萬屋金之介の兄で、初代・中村獅童の長男。ただ、父は子役時代に廃業。父や後ろ盾のいないまま、8歳で中村獅童を襲名し、歌舞伎役者としての道を歩んだ。

 弟子もお付きもいなかったため、裏方仕事はすべて母が担ってくれ、付き人として舞台公演にも帯同してくれていたという。陽子さんは伏見出身。親子でもよく訪れていた飲食店を訪れた獅童は「知らない人とかにも“うちの獅童よろしくお願いします”って、(店の)お客さんとかでも頭下げてたから」と回顧。「そういうのは恥ずかしいから。“よろしくお願いいたします”なんて言われて、劇場に見にいらしても、群衆みたいな役ばっかりだから悪いし」と当時の心境を振り返った。

 ただそれでも「今となってはそんなありがたい(ことはない)」としみじみ。「支えてくれたんだなって、亡くなってから本当に思うことですよね。ずっと30歳過ぎるまでほとんど並びの役が多かったんで、いつかいつか、っていうのを夢見ながら」と語った。

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