浅田真央さん「こんなことあるんだな。夢のよう」 失意の中でドリカム・吉田美和から届いた曲に感謝

[ 2023年6月23日 20:27 ]

浅田真央さん
Photo By スポニチ

 フィギュアスケート女子で10年バンクーバー五輪銀メダリストの浅田真央さん(32)が23日放送のTBS「この歌詞が刺さった!グッとフレーズ」(後7・00)にVTR出演し、人気バンド「DREAMS COME TRUE」の楽曲「AGAIN」の思いを語った。

 40代の「あの名シーンを彩ったグッとフレーズ」に選ばれたのは「DREAMS COME TRUE」の楽曲「AGAIN」。この曲についてボーカルの吉田美和は、ライブで「この曲さ、作ってる時にさ、すっごいこの人のことを思い浮かべて書いてたの」とし、その人物が浅田真央だと明かした。

 浅田さんは自身を思って作られた曲について「歌詞全部が自分に本当にリンクする。当てはまらないことは何もないです。吉田美和さんが私のソチオリンピックを見て歌詞を考えたって言ってくださった。こんなことあるんだなと」と驚きを口にした。

 また、2014年のソチ五輪の時について「本当に自分のスケート人生の中で一番精神的にとっても大変だった試合だった」と振り返り、この「AGAIN」の歌詞は「凄くグッとくるものがありました」と語った。

 ソチ五輪のショートプログラムではトリプルアクセルで転倒してしまい、まさかの16位と大きく出遅れてしまった。当時の心境について「もう終わったなって思っていました。自分の目標としていた金メダルを取りたいっていう夢は終わったなと」と振り返った。

 フリーで過去最高得点を叩き出して6位入賞と何とか一矢報いたものの「悔しい思いの方が強かったかもしれない。フリーが自分の満足のいく完璧な演技が出来たからこそ、なんでその前日はできなかったんだろうって。後悔しても遅かったんですけど」と回顧。

 五輪後、心の整理がつかないまま1カ月後に迫った世界選手権への練習に励む浅田さんの元に吉田から「AGAIN」の曲が届いたという。「信じられませんでした。吉田美和さんが私の演技を見てくださっていて、曲まで書いてくださっていたなんて夢のようでした」と思い返した。

 そして「練習の時も試合の前も聞いてましたし、絶対にもう一回AGAINして最高の笑顔で終わりたいと思いました」と歌詞に背中を押された浅田さんは見事世界選手権で優勝を果たした。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月23日のニュース