乳がん公表Qaijff森彩乃　手術で右胸全摘＆右腋リンパ節全て切除「傷痕を見て急に涙が…」

[ 2023年12月5日 18:23 ]

　ステージ2の乳がんであることを公表しているスリーピースバンド「Qaijff（クアイフ）」のボーカル・キーボードの森彩乃（36）が5日、自身のインスタグラムを更新。手術が無事終了し、退院したことを報告した。

　森は4月19日、3月末に検査結果が分かり、ステージ2の乳がんと診断されたことを公表。バンド公式サイトでも、森の病状を公表するとともに、完治に向けて、今月末からまずは約1年半の治療を開始するも、バンドとしては活動休止はしないと説明。9月1日にはベースの内田旭彦と事実婚したことも発表。その後投稿で、「11月30日に右胸の全摘手術をします」と告白していた。

　この日、「術後5日目の今日、退院しました」と手術を終え、退院したことを報告。「11/30に右胸全摘、そして右腋のリンパ節の切除（腋窩リンパ節郭清）をしました。実は右腋のリンパ節を全て切除することは手術の前日に決まりました」とも明かした。

　「センチネルリンパ節生検と言って、手術中にリンパ節の検査をし、がん細胞が見つからなければ（ある一定の条件を満たせば）リンパ節の全切除を免れることもあるのですが…」「私の場合は、手術の前日の段階でリンパ節を全て取るという判断をすることになりました。（実際にがん細胞が残っているか消えているかは分からないけど）」などと記した。

　「もちろん、手術内容も全て本人が選択できますが、信頼する先生と家族と話して決めました。『身体の一部を失うのはもちろんつらいことだと思うけど、森さんは色々なものを持ってると思うから。生きてさえいれば、何でもできるから。』先生にそう言われて、泣きました。（今も思い出し泣き～！）」とつづった。

　「※腋のリンパ節を切除すると、今後、リンパ浮腫と言って手がむくんでしまう可能性や、怪我や傷、虫刺されにも気をつけなければならないなどの注意点がある」とも補足。「手術の前後、入院中、素晴らしい医療スタッフの皆さんのおかげで、たくさんたくさん笑って過ごせました。なんと言っても、手術室で全身麻酔で意識がなくなる直前に、先生と手術室のBGMについて話し、笑いながら意識をなくしたのがとても良い思い出。（術後も、音楽の話で盛り上がってしまった！）」と記した。

　「術後すぐに手術の傷痕をまじまじと見れたし、平気なつもりでいたんだけど、術後2日目にして、傷痕を見て急に涙が止まらなくなった瞬間があった。言葉では説明がつかないんだけど。でもこの涙は必要な涙だったと思う。切り取られた私の身体のための涙。今までありがとう！ありがとう！ありがとう！」と森。「ともあれ、予定より数日早い退院。つまり術後順調です。もちろん傷はそこそこ痛いし、腕はなかなか上がらないけど、回復に向けてリハビリ頑張ります」と前向きにつづった。

　(入院中、ゆっくり本も読めたし音楽も聴けたし快適で、正直あと数日くらいいたかった気もする」とも。「そして、術後の病理検査結果は約3週間後。その結果次第でまた今後の治療内容が決定します。引き続き、生きる！#乳がん #乳がん治療中 #乳がん手術　#乳房全摘 #腋窩リンパ節郭清 #AYA世代」と記した。

続きを表示