元阪神・桧山進次郎氏はやはり“神様”だった!? 暴動寸前の虎党を鎮めた現役最終打席の歴史的一発

[ 2023年11月26日 20:43 ]

桧山進次郎氏
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 元阪神で野球解説者の桧山進次郎氏(54)が26日放送のカンテレ「マルコポロリ! 祝・阪神日本一!歴代優勝戦士ぶっちゃけSP」に出演し、現役最終打席で本塁打を打ったことで警察署長から感謝されたことを明かした。

 甲子園で広島と対戦した13年10月13日のCSファーストステージ第2戦。セ・リーグ2位通過ながらも初戦を落とし、2戦目も最終回を2―7で迎えた絶体絶命の状況。2死一塁となって、すでに引退を表明していた桧山氏が現役最後の打席に立った。

 黄色で埋まるはずの甲子園のスタンドはこの日、「ぼくも見たことがなかった」と桧山氏が驚くほど、三塁側はほとんど広島ファンで埋まり、真っ赤に染まっていた。

 客席の状況に加え阪神が大量リードを許し、ファンも強いストレスを感じていたのか、桧山氏は「なにか今までに感じたことがないような雰囲気で、このままアッサリ負けるとヤバいな、と思っていました」と振り返る。

 爆発寸前のファンの前に現れた“代打の神様”。2球目、強振したバットから放たれた打球はストレスを溜めていた虎党が待つ右翼ポール際に飛び込んだ。

 敗色濃厚な中で神様から届いたあまりに劇的な最後の贈り物。「すごいファンの人が盛り上がってくれました」と桧山氏もホッと胸をなで下ろしたという。

 翌日、荷物整理で球場を訪れた際、球団社長とばったり会った。社長は「ありがとうな、お前のホームランで暴動化を防げたわ」と感謝。さらに球団スタッフからも「甲子園署の署長さんがお礼を言ってました。桧山さんのホームランのおかげで署員を動員せずに済みましたって」と告げられた。

 殺伐とした空気を和らげた桧山氏は、やはり“神様”だった。

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