タカトシ 東京進出後も仕事なし…生命線はあのお笑い番組「あれがなかったら終わってます」

[ 2023年11月26日 19:59 ]

お笑いコンビ「タカアンドトシ」のトシ
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 お笑いコンビ「タカアンドトシ」のトシ(47)が、25日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演し、東京進出後のコンビについて語った。

 相方のタカ(47)と中学時代、北海道でコンビを結成し、吉本興業の札幌事務所に所属。ローカルの深夜番組でMCを務めるなど、出だしは好調だった。しかし、自分たちが参加するはずだったお笑いユニットの座は後輩に奪われてからは急降下。2カ月に1回の単独ライブ以外、仕事がなく、「仕事はないわ、パチンコも覚え…」と堕落した日々が続いたという。

 そんな中、2人は東京進出で大勝負を懸ける決意をする。責任者に持ちかけると、幸か不幸か、二つ返事で了承され、半年後に2人は東京へ転居した。月1、2回ほど若手用の舞台は用意されていたが、「それ以外、何もない」という苦しい状況には変わりなかった。

 2人にとって、心のよりどころは、NHKのお笑い番組「爆笑オンエアバトル」出演だった。トシは「ただ一つだけ、唯一の希望は、オンエアバトルに出ていたってことだけなんですよ。それだけが唯一の…」と話し、「あれがなかったら終わってますね、たぶん」と、コンビの生命線だったことを告白した。

 同番組は、出演者がネタを披露して観客の審査を受け、得点上位の5組だけが放送でオンエアされる権利を勝ち取れるというシステム。トシは「オンエアバトルが唯一、それだけ受かり続けた。1回でも落ちてたら…。札幌時代に1回出て、受かったから2回目も出て」と振り返った。

 ライバルの多い事務所だけに、危機は常に感じていたという。「上京しながらも、オンエアバトルには出られてたい。唯一、そこだけ。吉本なんてパイが多いから、1回落ちたら出番なんて回ってこない。ギリギリのラインでずっと(粘っていた)」と明かした。

 毎回、ギリギリながらオンエアされ続けていたというが、数々のオンエアを勝ち取った強豪たちと競うチャンピオン大会は、2005、06年と連覇を達成。トシは「会社も“タカトシ、オンバト受かってるしな”って。結果だけ出せたというのが救いだったんですね」と話し、オンバトでの活躍がコンビの名刺代わりになったことを明かしていた。

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