掛布雅之氏「黄金期タイガースのための大きなポイント」となる選手 上手くハマれば「連覇は十分にある」

[ 2023年11月19日 11:58 ]

掛布雅之氏
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 阪神OBの掛布雅之氏(68)が、19日放送のTBSラジオ「SPORTS BULL presents 石橋貴明のGATE7」(日曜前7・00)にゲスト出演。石橋貴明(62)とともにプロ野球SMBC日本シリーズを独自目線で振り返り、38年ぶりの日本一に輝いた阪神の黄金期を予想した。

 掛布氏は38年ぶりに日本一となった阪神について、若い選手が多いことから「黄金期」が来るのではと予想。「近本の1番は12球団ナンバー1。2番の中野も気持ちが強い。セカンドでフルイニング出ている。いろいろな打席制限される打順なのに最多安打を獲っている。これは一回り大きくなりますよ。そうなると12球団ナンバー1の1、2番はここ数年続きます」と2人の今後数年の活躍に太鼓判を押した。

 そして「そうなると、佐藤だけですよね」とキーポイントは佐藤輝明と指摘。「佐藤がどこで、あの(調子良かった)佐藤になるかですね。このままの佐藤では…」と危惧した。

 石橋も「掛布さんは“夏場に毎年(調子が)落ちる”って言ってたけど、9、10月に月間MVP」と佐藤輝が今年は夏場以降に成績を上げたと指摘した。

 掛布氏は「それが何で日本シリーズ打てなかったの?って。あれだけ調子良かったのに、なぜ…」と苦笑い。シリーズを振り返り「(盗塁などで)貢献はしてました。でも甲子園で(第4戦で)エラーして、打順のめぐりがあるので投手を佐藤の打順に入れて、ベンチに下がる佐藤の姿…見たくなかったんですよ。6戦、7戦は7番ですよ。これはイカンですよ」とふがいない姿の佐藤輝にカツを入れた。

 そして「黄金期タイガースのための大きなポイントは佐藤だと思います」と明言した。

 また、佐藤輝がシリーズで不振だった理由として「アプローチの仕方まずかったのか、(佐藤輝本人は)本音では言いませんでしたけど、オリックス投手の攻め方と自分のアプローチの違いみたいなものが1試合目に多分あったんじゃないですか」とし「それで自分の打席のタイミングをつくりきれないまま、終わってしまったんだと思うんですよ」と分析した。

 掛布氏は「問題は佐藤ですね。これが上手くハマって30本打てば、連覇はあると思います。巨人ファンには申し訳ないですけど、阪神の連覇は十分にあります」と来季、阪神連覇の鍵は佐藤輝にあると言い切った。

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