おでんツンツン男 迷惑動画の真相明かす 大炎上から逮捕、家族や住む場所も失い…地獄の日々

[ 2023年9月16日 15:21 ]

おでんツンツン男(豊嶋悠輔)のインスタグラムから(@odentuntun123)

 「おでんツンツン男」こと豊嶋悠輔氏(34)が15日放送のABEMA「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(毎月第1~3金曜後9・30)に出演。迷惑動画を投稿した背景を、ざんげとともに明かした。

 自身の経営するスケボーショップの宣伝のために動画を投稿していたが、内容が徐々にエスカレート。ついに、「おでんツンツン」動画を投稿してしまった当時を振り返った。

 地元で毎日通うコンビニに友人と2人で深夜12時頃訪問。「田舎のコンビニは夜12時に閉まるので閉店直後でした。営業中ではなく閉店後のコンビニ。毎日行くので店員が顔見知りだった」といい、閉店後に店内へ入ることができた。スケボーショップの新店舗オープン準備でお金もなく、「おでんを廃棄するならもらえませんかって店員さんに相談したんです。そしたら『廃棄しますが渡せません』と言われた。そこでこう続けました。『なら触るのはいいですか?』と。そしたら店員さんは、これからおでんの容器を洗うので触ってもいいですよと」。この時、のちに大炎上する「おでんツンツン」動画を撮影し、翌日に投稿した。

 しばらくは特に変わった反応はなかったが、事態は急転する。当時はバイトテロ動画が社会問題化していたこともあり、おでん動画を投稿して1カ月後、特定されてネット上に拡散。その時は特に気にしていなかったというが、今度は動画がニュース番組で取り上げられ全国放送された。

 放送直後、友人からの連絡で報道されたことを知ったといい、さらに「掲示板にはあることないことたくさん書き込まれたり、僕の経歴や住所も特定されていました」と瞬く間に叩かれる対象となった。ネット民の暴言に怒りを覚えた豊嶋氏は、なぜか鼻をほじりながら「反省してまーす」とまたまたおバカ動画を投稿。案の定、火に油を注いで大炎上し、インスタのDMには殺害予告まで送られてくる事態に発展した。

 マスコミからも取材が殺到し「コンビニの店員さんに許可を得て触っていたことを話せば理解してもらえると、マスコミのインタビューを受けてしまった」。家に押しかけられた母親もインタビューに応じることになり、大きくなる一方の騒動に収拾をつけようと母とともに弁護士事務所を訪ねた。

 しかし、弁護士事務所を出た後、数台の警察車両に包囲され、威力業務妨害容疑で逮捕されることになった。「迷惑動画を見た人がどんな気持ちになるか想像してみることが重要」という教訓を得たという。「自分に都合の良い周囲の反応ばかり受け入れて、動画に嫌悪感を持つ人がいるかもしれないという想像ができなかった。動画を投稿する前にチェックしてもらうことが大事。シビアな目で厳しいことを言ってくれる人を周りに置くことが大切。昔の自分に教えたい」と力説した。

 手錠をかけられた瞬間は「終わったなと思った。手錠がすごく重く感じました」と振り返った。

 事情聴取されたが、取り調べは15分で終了。警察はすでにコンビニ店員の証言や防犯カメラの映像も確認していたためで、勾留期間を短くする申し立て手続きを行った結果5日後に釈放された。「勾留中は何もできないので、本当に迷惑かけてるなって…」。

 当時、母は地元中学の校長先生をしており「学校にもマスコミが押しかけて大変な迷惑をかけてしまった。学校のPTAから『自分の子供の管理もできないのに生徒を管理できるんですか!』とも言われてしまったらしい」と甚大な迷惑がかかったという。母は厳しい立場に追い込まれながらなんとか定年まで校長を務めたのは救いで、自身も不起訴処分だったが苦難は終わらない。

 街を歩けば絡まれ、SNSも誹謗中傷の嵐、お店には毎日いたずら電話がかかってくるなど追い詰められた。当時住んでいたマンションにはマスコミが詰めかけ、大家から「住民に迷惑だから出て行ってくれ」と言われる始末。家を出たものの、地元では悪名が広まってしまったっため住む所がなくなってしまった。

 さらに当時の妻からも愛想をつかされて離婚。すでに別居していたが、騒動がきっかけとなって離婚し、住む家も家族も同時に失った。「今から何か頑張ったところでもう人生の取り返しがつかない。あれだけアクティブで多趣味だったのに全く家から出られない生活になってしまった」と振り返った。
 

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