「エクソシスト」のフリードキン監督が死去 87歳 「フレンチ・コネクション」でアカデミー受賞

[ 2023年8月8日 08:03 ]

87歳で死去したフリードキン監督(AP)
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 オカルト映画として世界的な人気を呼んだ「エクソシスト(1973年)」や、ジーン・ハックマン(93)主演で米アカデミー賞の作品賞や監督賞など5部門を受賞した「フレンチ・コネクション(71年)」などを手がけた映画監督、ウィリアム・フリードキン氏が7日、肺炎と心不全のためカリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で死去。87歳だった。24年間、家族のアシストタントを務めているマルシア・フランクリンさんがAP通信に語ったところによれば、同氏は長年にわたって闘病を続けていたとされている。

 両親はウクライナからの移民。1935年8月29日にイリノイ州シカゴで生まれたフリードキン氏は16歳でテレビ番組の製作に携わるようになり、60年代前半に手がけたドキュメンタリーが高い評価を受けた後、映画界に進出した。

 リンダ・ブレア(64)が出演した「エクソシスト」はチケット売り上げが世界で4億4000万ドル(当時のレートで約1160億円)を超える大ヒット。1974年に公開された日本でも洋画としては配給収入1位となった。「フレンチ・コネクション」では、閉鎖されないままの一般道路で撮影されたニューヨーク・ブルックリンでのカーチェイス・シーンが話題となった。

 私生活では4回、結婚し、4人目の妻が映画プロデューサーでもあったシェリー・ランシングさん(78)。婚約しながら結婚しなかった女性との間に生まれた長男を含め、子どもは2人はいる。

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