“完売画家”中島健太氏 国立科学博物館クラファンで憤り「女性局の方々がフランスに行くのに…」

[ 2023年8月8日 21:38 ]

画家の中島健太氏
Photo By 提供写真

 「完売画家」として知られる画家の中島健太氏(38)が8日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演し、国立科学博物館が標本保存の資金を募るために始めたクラウドファンディング(CF)で目標の1億円を達成したことについてコメントした。

 国立科学博物館は光熱費や物価の高騰で資金繰りが苦しくなっていることを理由に7日にクラウドファンディングを開始。スタートから9時間20分後の同日午後5時20分には目標額に到達した。同博物館によると、予算の大半を賄う国からの運営費交付金は年々減少しているという。

 中島氏は「クラウドファンディングやらせないでよっていう…。クラウドファンディングとして1億円調達できたことは素晴らしい。でもそもそも1億円を国が出さないっていう話じゃないですか」と疑問を口に。続けて「保守系の議員の方々は文化を守らなければと言う割には本当に守らなければならない文化財に対して全然お金くれない。1億円ですよ?女性局の方々がフランスに行くのに一体いくら使ったんだって考えると、何でその1億円が出てこないのかということに対する憤りのほうが、文化的な仕事をしている立場からすると感じる」と自民党女性局の所属議員らによるフランス研修を引き合いに出した。

 「困ったらクラウドファンディングやってね、みたいな空気を行政が出してくる可能性あるじゃないですか。成功例があるから“それを達成できないのはあんたたちの努力不足でしょ”って国が言い始める可能性ありますよね」とほかの博物館や美術館にとって良くない前例となることを指摘。「文化って守らないとなくなってしまうということをもう少し行政に携わる方も理解してほしい」と話していた。

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