大食い“魔女”菅原初代さん、病名公表しなかった理由 人気ユーチューバー告白「変に広まったら…」

[ 2023年7月27日 21:14 ]

菅原初代さん(本人インスタグラムから)

 大食いユーチューバーのもぐもぐさくらが、27日放送のTBS系バラエティー特番「まさかの一丁目一番地」(後8・00)に出演し、今年3月に死去した大食いタレントの菅原初代さん(享年59)の生前のエピソードを明かした。

 さまざまなジャンルの先駆者、元祖(一丁目一番地)について調査し、ルーツをたどる特番。大食いタレントのテーマでは、他の大食いタレントたちからも愛された菅原さんの人柄が紹介された。

 菅原さんは、2007年に「元祖!大食い女王決定戦」札幌予選で番組初出演。クールな表情と恐ろしいまでの食べっぷりに、「魔女菅原」の異名を取った。テレビ画面を通じての涼しい表情とは対照的に、素顔の菅原さんは明るい気遣いの人だったという。しかし今年3月9日、大腸がんのため死去。59歳の若さだった。

 さくらは菅原さんから娘のようにかわいがってもらったといい、息を引き取るまでの3日間、毎日病院に見舞ったことを明かした。さくらの記憶をもとに、番組では再現VTRを作成。3月7日には、病床で人気料理漫画「美味しんぼ」を読んでいたという。翌8日には、印象的な試合として、2008年のキング山本とのラーメン対決を挙げ、大激戦の末に敗れた一戦を悔しがっていたことを振り返った。

 そして9日。さくらは「すごい穏やかな感じで、ずっと静かに寝ていたので、起こさないようにしようと思って」と、静かに見守っていたという。面会終了時間になると、菅原さんは目を覚まし、「さくらちゃん、病院、時間大丈夫?」と気に懸けてくれたことを明かした。「また明日来ますね」というさくらの言葉に、菅原さんが「また明日」と返してくれたのが、最後の会話。菅原さんはその日に息を引き取った。

 死去するまで病名などを明かしていなかった菅原さん。しかし、大食い仲間など親しい周囲には、「公表してないけど、残り1カ月ってお医者さんに言われているから」と伝えていたという。病名を伏せていた理由について、病気を大食いを結び付けられないかを心配していたといい、さくらは「心配させたくないというのと、あと変に広まったら大食い界に影を差すようなネットニュースになっちゃう」と明かした。最後の最後まで、他人を気遣う菅原さんらしい配慮だった。

 そんな菅原さんの思いに、ギャル曽根は涙。MCの「極楽とんぼ」加藤浩次は「寡黙で食べることに集中する方なのかなと思ったら、いろんな人に気遣いできていた人なんだね」としみじみ語っていた。

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