結城東輝弁護士 ビッグモーター“枯れた街路樹”疑惑に「腰が重かった警察もこの報道で捜査が加速」

[ 2023年7月27日 12:05 ]

テレビ朝日
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 スマートニュース株式会社で戦略法務に従事する傍ら、政治を分かりやすく伝えるNPO法人Mielkaの代表を務める結城東輝弁護士が27日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。中古車販売大手ビッグモーター(東京)の不正問題について言及した。

 ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、国土交通省は26日、同社の和泉伸二社長(同日付で就任)ら幹部を聴取。終了後、和泉社長は報道陣に「理解は得られたと理解している」と強調し、「業界全体の信用を失墜させた。重く受け止めている」とした。会社支給の携帯電話から社内連絡用のLINE(ライン)アカウントを削除するよう、社員に通知したことには「休日の連絡が頻繁に起こっており、社員を縛るのをやめる」と説明。アカウントの削除は過去の不正を隠すためではないと強調した。

 一方、ビッグモーターの一部店舗前で、街路樹が枯れ、その後伐採されていた問題で、埼玉県は管理する道路沿いの店舗を対象に、枯れた経緯などの確認に乗り出した。群馬県太田市でも、国道354号線沿いの歩道に植えられていた街路樹17本が枯死していたことが判明。現場は太田店の前で、県土木事務所の調査で土壌から除草剤の成分が検出され、県警に被害届を提出した。名古屋市も街路樹が不自然に枯れた店舗前の土壌調査を検討していることが分かった。今後、影響が広がる可能性がある。

 結城氏は、“枯れた街路樹”疑惑に「少なくとも土木系の器物損壊にあたるような気がしていますし、だからこそ都道府県の所管の下で調査して被害届を警察に出していることだと思うんですよね」と指摘。「警察に被害届を出したのは昨年の末とか、そのあたりだと思うんですが、警察も腰が重かったのか、この報道によって少し捜査が加速するのかなと思っている。究明していただきたいですよね」とした。そして「どこまで経営が判断にかかわっていたかとかまで、追い詰められるのか分からないですけど、少なくとも何らかの意思決定でビッグモーターがかかわっていたのかどうか、かかわっていたのであれば何らかの対処が必要なのかも知れないですよね」と自身の見解を述べた。

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