元榮太一郎氏 ビッグモーター新社長に「完全にビッグモーターの社風を体に浴びて数十年間…」

[ 2023年7月27日 09:55 ]

フジテレビ社屋
Photo By スポニチ

 弁護士ドットコム社長で弁護士の元榮太一郎氏が27日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。中古車販売大手ビッグモーター(東京)の不正問題について言及した。

 ビッグモーターによる自動車保険の保険金不正請求問題で、国土交通省は26日、同社の和泉伸二社長(同日付で就任)ら幹部を聴取。終了後、和泉社長は報道陣に「理解は得られたと理解している」と強調し、「業界全体の信用を失墜させた。重く受け止めている」とした。会社支給の携帯電話から社内連絡用のLINE(ライン)アカウントを削除するよう、社員に通知したことには「休日の連絡が頻繁に起こっており、社員を縛るのをやめる」と説明。アカウントの削除は過去の不正を隠すためではないと強調した。

 一方、ビッグモーターの一部店舗前で、街路樹が枯れ、その後伐採されていた問題で、埼玉県は管理する道路沿いの店舗を対象に、枯れた経緯などの確認に乗り出した。群馬県太田市でも、国道354号線沿いの歩道に植えられていた街路樹17本が枯死していたことが判明。現場は太田店の前で、県土木事務所の調査で土壌から除草剤の成分が検出され、県警に被害届を提出した。名古屋市も街路樹が不自然に枯れた店舗前の土壌調査を検討していることが分かった。今後、影響が広がる可能性がある。

 元榮氏は、和泉新社長について「経歴を見ましても、ほぼ新卒入社と年齢からも思われるので、そうすると完全にビッグモーターの社風を体に浴びて数十年間ビジネスパーソンとしてやってきていますから、しかも創業オーナー社長で上場していないということでガバナンスが効いてない」と指摘。「上場の過程の中だと、いろいろと証券会社から指導が入ったり、社外取締役役員、監査役もしっかり整備したり監査法人が入ったりして、かなりコンプライアンスに対して改革が進むのですが、そういうものが全くなく、かつ親会社が資産管理会社ということで前社長のほぼ100%、一族で持つ会社ですから、そういった意味でこういった下では改革はできないと思うので、外部から人材を引っ張ってくるとか大胆なことをやらないと変わらないと思います」と自身の考えを述べた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月27日のニュース