税金トラブルYouTuber、危機感「起訴されるかもわからない」 ヒカルが救いの手

[ 2023年7月7日 10:11 ]

「チャンネルがーどまん」のがーどまん
Photo By スポニチ

 人気ユーチューバー・ヒカルが、7日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。税金トラブルの渦中にある、チャンネル登録者数263万人超の人気ユーチューバーグループ「チャンネルがーどまん」が出演し、騒動について切実な思いを語った。

 がーどまんは6月30日、事務所からの退所を発表。理由について、事務所から紹介された税理士が納税を担っていたはずが、その税理士の不手際で申請が漏れていたといい、がーどまんの自宅と実家に120人規模の捜査体制で国税の査察が入る事態となったという。「自分はCarry Onに紹介された税理士にお金も払ってたのに」と説明。数千万円に及ぶ延滞税が徴収されたとして、事務所への不信感や憤りを涙ながらに語った。

 その後、事務所は公式サイトで「今回、税金の未申告が指摘されたのは、がーどまん氏が保有する法人となります」と説明。「がーどまん」メンバーの税務を担当していたため、「がーどまん氏が保有する当該法人とは、何ら契約を締結しておりませんでした」と主張。「今後、係争に発展する可能性もある」と記していた。

 事務所の発表があった翌日、がーどまんは、税理士の証拠音声を公開。税理士側は「コロナの災害延長が使えるから大丈夫」だと主張し、申請を引き延ばしていたという。また、この件について「おいくらだったら許していただけると言いますか…」などと、示談を提案する音声も公開され、がーどまんは「大人を信用し過ぎて、視聴者の皆さんや国税局の方にご迷惑をおかけしまして、自分も反省します」と語っていた。

 がーどまんの一連のトラブルについて、YouTube界に多大な影響を持つヒカルのもとに「がーどまんを助けてあげて」というコメントが殺到。6日夜、緊急でコラボ動画を配信した。ヒカルは、がーどまんに「家族が巻き込まれたのがキツイな」と共感。がーどまんは「お金は正直、頑張ってまた稼いだらいけるけど、社長や、家族やと思っていた人らも(関係が)切れたし、お金より大事なものを失った」と肩を落とした。

 ヒカルは、まだ24歳のがーどまんに、自身が27歳の時に大炎上した「VALU騒動」を回顧し「まだ若いから、全然やり直せる」と助言。「これ、クリエイターの人はみんな自分のことのように考えるよな。いつ起きてもおかしくないやん?大体の人は、税務系は面倒くさいから適当にしているというか…」と、今回の問題は全てのクリエイターにとって他人事ではいと呼びかけた。

 がーどまんは、信頼しきっていた事務所に裏切られたと感じた対応について「何でそういうこと言えんの。ホンマに毎日一緒に同じご飯食べて、一緒に遊んでってやってたのに、なんでそんな…契約書がないから関係ないって言えんのかな」と声を震わせて指摘。事務所側にも、今回の件に関する領収書などを送っており、仕分けなどの作業を共にしていたという。「関係ないことはない」と指摘し「国税が入った瞬間に、僕らは関係ないってスパって切られて、ホンマつらい」と、精神的なダメージが大きいと主張した。

 国税庁の調査が入り、延滞税については予め用意していたお金があったが「それがなかったら、逮捕されてた」と吐露。「起訴されるかもわからなくて…取り調べが続いていく感じ」と、今後について語った。

 今回の件で精神的にまいってしまい、活動を続けるのが厳しいと語るがーどまんに対し、ヒカルは「個人的には、やっぱり才能があるからやってほしい。でも、1回整理がつかなかったらきついんやろな」と励ましの言葉をかけた。それでも、信頼していた人からの今回の対応に、がーどまんは立ち直れないほどのダメージを受けたようで、ヒカルは「人はめっちゃ、お金で変わるから。みんな保身に走るし、自分が標的にされたら怖いから。がーどまんは真っ直ぐで、結構少ないタイプのピュアな人間やと思うんやな。だから余計に、憤りを感じるんやな」と寄り添い、「自分と同じ感覚の人間ってそんなにいないんだなって、人を信用しすぎるのは危ないんやなって思った」と、自身の経験をもとにアドバイス。「YouTubeに戻ってきてくれたら、こっちから何か一緒にしたいけどな。YouTubeを一緒に撮りたい」と、復帰の場は用意すると宣言した。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年7月7日のニュース