玉川徹氏「無責任なんじゃないですか」万博問題、日建連からの懸念“聞いてない”吉村知事に

[ 2023年10月4日 12:28 ]

テレビ朝日
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 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が4日、コメンテーターを務める同局「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。建設費の上振れが指摘される2025年大阪・関西万博についてコメントした。

 建設費は、当初は約1250億円だったが、その後、1850億円に膨れ上がり、関係者によると、さらに2300億円程度に増えるとみられる。会場建設費は国、大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する仕組み。3分の2が税金で賄われることになる。

 1250億円から1800億円に増えた2020年に当時の井上信治万博担当相(衆院東京25区)は「今回の金額は上限」、大阪府・吉村洋文知事も「これが増加の話としては最後」としていた。さらに上積みされて2300億円となる現状に、吉村知事は9月28日の会見で「建設費という意味では、ここが最後」と話している。

 番組では、吉村知事が8月10日にテレビ番組で「後悔しているのは僕自身、縦割りの意識があったのではないかということ。昨年の秋に日本建設業連合会(日建連)の皆さんが万博協会に懸念を示した時、僕は(万博協会の)副会長だが聞いていない。あそこで僕を含めて重要な関係者が全員認識をしていれば今とは違った状況になっていた可能性があると思う。(耳に入ったのは)今年の5月ですね」と発言したことを伝えた。

 この吉村氏の発言に、玉川氏は「本当に5月まで聞いてなかったとしたら、それは副会長として無責任なんじゃないですかね、むしろ」と指摘。「この4月には府知事選やっているわけですよ。そういうふうなことを考えると、こういうふうなことを、さも当然と言われるのはどうかと思うんですね」と話した。

 そして「今回、IRにしても万博にしても、維新の政治的なものがあるわけですよね。その実現というふうなことが」と自身の見方を述べ、「だから僕は今後、どういうふうにこれがなっていくかっていうのは、注目して関心を持ってずっと注視していきたいと思いますよ」とコメントした。

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