建設エコノミスト 大阪万博建設費、当初の1・8倍の2300億円に「まだ増える…資材高騰以外に人材が」

[ 2023年10月4日 11:15 ]

テレビ朝日
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 建設エコノミストで、1級建築士として1000件以上の物件にかかわった経験を持つ森山高至氏が4日、「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。建設費の上振れが指摘される2025年大阪・関西万博についてコメントした。

 建設費は、当初は約1250億円だったが、その後、1850億円に膨れ上がり、関係者によると、さらに2300億円程度に増えるとみられる。会場建設費は国、大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する仕組み。3分の2が税金で賄われることになる。

 1250億円から1800億円に増えた2020年に当時の井上信治万博担当相(衆院東京25区)は「今回の金額は上限」、大阪府・吉村洋文知事も「これが増加の話としては最後」としていた。さらに上積みされて2300億円となる現状に、吉村知事は9月28日の会見で「建設費という意味では、ここが最後」と話している。

 森山氏は「僕は、これ(建設費)はまだまだ増えちゃうんじゃないかなと思っています。今、万博現場に限らず日本中、建設関係というのは資材高騰もありますが、人材が全然確保できないという問題があるんですね。だから結果的に予算の中で収めようとしても人が集めらないから、人材確保のためにまた費用がどんどん膨らむ可能性もあって、現状をちゃんと分析して、それに見合った方向に今からでも少しずつでも軌道修正していく必要があるんじゃないかと思います」と自身の見解を述べた。

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