安部敏樹氏 建設費1・8倍の大阪・関西万博「誰がケツふくの?橋下さん、松井さん、安倍さんはもう…」

[ 2023年10月4日 12:13 ]

テレビ朝日
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 社会起業家の安部敏樹氏(36)が4日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。建設費の上振れが指摘される2025年大阪・関西万博についてコメントした。

 建設費は、当初は約1250億円だったが、その後、1850億円に膨れ上がり、関係者によると、さらに2300億円程度に増えるとみられる。会場建設費は国、大阪府・市、経済界で3分の1ずつ負担する仕組み。3分の2が税金で賄われることになる。

 1250億円から1800億円に増えた2020年に当時の井上信治万博担当相(衆院東京25区)は「今回の金額は上限」、大阪府・吉村洋文知事も「これが増加の話としては最後」としていた。さらに上積みされて2300億円となる現状に、吉村知事は9月28日の会見で「建設費という意味では、ここが最後(の増額)」と話している。

 安部氏は「ツッコミどころがいっぱいあってどうしようっていう感じですけど」と言い、「吉村知事は、これが最後の増加になると言ってますが、本当ですか?って思いますし、維新の府議団の皆さんが昨今の物価高騰は誰にも見通せるものではなかったと、これはそうだと思うんですけど、だから国に負担を求めるっていうのは、どうなんですかね」と疑問を投げかけた。

 そして「別に国だって予測できなかったものに対して、でも未知のリスクがあることを納得してそれぞれ3分の1と決めているので、それは責任を持って自分たちの応分のところはちゃんとやった方がいいと思う」と指摘。さらに「もっと言うと、もともと僕は何度も言ってますけど、大阪・関西万博って名前がよく分からない。大阪は関西の一部ですから、関西全体でやるならば関西万博にすればよかったのに、それができていない時点でかなり合意形成に失敗していることがスタートの名称から分かる」とした。

 そのうえで「経産省主導でやっていますし、その一方、当時の橋下(徹)さん、松井(一郎)さん、それから安倍(晋三元首相)さん、菅(義偉)さんのラインの自民党と維新の蜜月というかよい関係の中でやってきたという話があるんですが、今、政治の世界に残っているのは菅さんだけ」とし、「当時の経産省の官僚も含めてですけど、これ誰が一体最後ケツをふくつもりなのか。今の吉村さんとか、いろんな人たちは“俺が決めたわけじゃないし”と思ってるわけですよ。でも負担は国民がするわけですから、その分で誰がケツをふくのか決めていただきたいと思う」と自身の見解を述べた。

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