ATSUSHIが告白した「ライム病」とは マダニを媒介する感染症で全数把握対象疾患 全身に合併症も

[ 2023年9月27日 22:45 ]

EXILE ATSUSHI
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 EXILEのATSUSHI(43)が27日、生配信を行い、マダニを媒介する感染症のライム病であることを明かした。

 3月に一酸化炭素中毒の疑いからくる体調不良となり、休養中。体調不良による頭痛や目まいの症状からメニエール病を誘発。その後検査を繰り返すうちにライム病が判明したという。配信では8月に入って「鬱気味になった」とも告白。「このまま死んじゃうかもしれないなと思うくらいのドン底感」「顔の筋肉が全部落ちちゃう…まぶたも落ちちゃう。エネルギーも沸いてこないし、何もする気が起きない」と衝撃の事実も明かした。そして「その原因が、ピロリ菌を含む3つの菌と“ライム病”が原因になっている可能性がある」と語った。

 ライム病とは、ボレリアと呼ばれる細菌を原因菌とする感染症のこと。ボレリアはダニの一種であるマダニに刺されることによって伝播する。ボレリアは、日本では感染症法にて4類感染症に指定されており、全数把握対象の疾患。発生数は少ないものの、媒介者となるマダニは日本にも生息しており、潜在的な流行の可能性は秘めているといわれている。

 症状は、皮膚症状を伴うインフルエンザのような症状から始まる。病状は数カ月から数年の単位で慢性的に進行し、神経や心臓、関節など、全身に合併症が生じることもある。適切な治療介入を行うことが重要であるとともに、ダニが発生しないような環境整備、ダニに刺されないような対策、また刺された場合の適切な処置方法を知ることも重要。

 抗菌薬による治療が行われる。重篤な不整脈が出現した場合には、ペースメーカーが使用されることもある。関節の腫れが強い場合には関節穿刺が行われる。予防のためのワクチンは日本では導入されおらず、対策はマダニに刺されないことが重要。マダニは春から夏にかけて出現。この時期は特に林や草の中を歩くことを避けることが大きな予防となる。マダニは人を刺す際、頭部を皮膚に埋めるため、うまく取り除かないと頭の部分が皮膚に残ってしまうことになる。マダニに刺された際には、ピンセットを用いて頭の部分から取り除くことが大切だという。

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