東国原英夫氏「核燃料サイクルの再処理工場の完成は一体どうなっているのか」 核ごみ処分場問題で

[ 2023年9月27日 13:44 ]

東国原英夫氏
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 元衆院議員、元宮崎県知事の東国原英夫氏(66)が27日、自身のSNSを更新。原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた第1段階の文献調査に関し、長崎県対馬市の比田勝尚喜市長が同日、国側に応募しない意向を表明したことについて言及した。

 比田勝市長は、市議会の議場で「市民の合意形成が不十分だ」と述べた。1次産業や観光業に風評被害をもたらすとの懸念が強く、市民の分断が深まるのを回避した。

 対馬市議会は12日、地元の建設業団体が提出した調査受け入れを促進する請願を賛成10人、反対8人の僅差で採択。漁協の一部や市民団体が出した反対請願6件は一括して不採択とした。議会と市長の判断が割れた形となった。

 文献調査に応募した自治体には最大20億円の交付金が支給される。対馬市では産業振興や子育て支援に活用する案が浮上する一方、反対派は調査受け入れが処分場誘致につながりかねないと主張していた。

 東国原氏は「比田勝市長は前回の選挙で最終処分場誘致反対の立場で当選。議会も当時は反対、今は賛成に変わった。それ程、地方は疲弊している」とし、「それより、核燃料サイクルの再処理工場の完成は一体どうなっているのか」と指摘した。

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