NHKメディア総局長 旧統一教会から抗議受けた「危険なささやき」 タイトル変更は「総合的な判断」

[ 2023年9月27日 16:09 ]

東京・渋谷のNHK社屋
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 NHKの山名啓雄メディア総局長の定例記者会見が27日、東京・渋谷の同局で行われ、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)による教団の信者勧誘の手口などを扱った番組「レギュラー番組への道『危険なささやき』」について抗議があったことについて、担当者が言及した。

 教団側が問題視した番組のタイトルを一部変更したのかとの質問に「総合的な判断から変更することはあります。抗議があったから変更したというものではありません」と説明。教団による抗議文については21日にNHK側にファクスで届いたとした。

 抗議文について「現時点では回答していない」とも明かした。

 元信者の女性が教団側と裁判で戦い、勝訴した記録と証言をもとに、心の動きや葛藤を再現ドラマで伝えたもの。番組は当初「悪魔のささやき」のタイトルで、番組サイトなどで告知していた。23日午後11時半からNHK総合で放送され、NHKプラスでも配信されている。

 教団は21日付で抗議文を公式サイトに掲載。番組の内容は「当法人に対する誹謗中傷であり、当法人の信徒に対する明らかな侮辱」となど記載。「悪魔のささやき」から「危険なささやき」に数日前にタイトルが変更になったことを指摘し、「既に『悪魔のささやき』の番組名で複数の著名人が同番組を紹介して拡散しており、既に当法人の名誉を著しく毀損する結果となっています」と記した。「当法人はNHKに対し、同番組の放送を中止するとともに、当法人の名誉を棄損したことに対し、謝罪することを強く要求します」としていた。

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