“2時間ドラマの帝王”船越英一郎 63歳初舞台初主演「のたうち回る姿を楽しんでほしい」

[ 2023年9月27日 05:00 ]

製作発表に出席した(左から)河相我聞、高橋健介、,崎山つばさ、、船越英一郎、新木宏典、猪野広樹、山村紅葉、菅井友香(撮影・久冨木 修)
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 船越英一郎(63)が初舞台で初主演を務める東京・明治座の創業150年記念公演「赤ひげ」(10月28日~11月12日)の製作発表が26日、都内で行われた。

 民放全5局のサスペンスドラマ主演を“制覇”し「2時間ドラマの帝王」と呼ばれる男が、俳優デビュー41年目での新境地。舞台出演がなかったのは「ずっと逃げていた」からとし、60歳を過ぎ「何か新しいことに挑戦したい」と決意。「とてつもない重責を担って、キャリア41年目の役者が初舞台に無謀にも挑む。63歳が懸命にあがき、のたうち回る姿を楽しんでほしい」と笑顔でアピールした。2時間ドラマでは、犯人を断崖絶壁に追い詰め逃がさない“帝王”が、追い込まれての挑戦だ。

 とはいえ、崖っ縁で強いのはサスペンスドラマでおなじみ。共演の崎山つばさ(33)は「稽古では迷いもあり、追い詰められましたが、船越さんが声をかけてくれたり、救ってもらってます。まさに船越さんは“崖の帝王”です」と絶賛した。

 舞台は山本周五郎の時代小説「赤ひげ診療譚(たん)」を原作に、江戸の養生所で貧しい人々を救う医師たちの奮闘を描く。船越は2017年からNHK―BS時代劇でも「赤ひげ」を4シリーズで主演しており、思い入れの深い役柄。「これまで大切に演じてきて、ライフワークにしたいと思ってきた」と話した。

 数多くのサスペンスドラマでバイプレーヤーを務め「2時間ドラマの裏女王」と呼ばれる山村紅葉(62)も共演。船越とは「夫婦役もさせていただきましたし、崖にもいっぱい連れていっていただいた」と息もぴったりだ。

 上演時間は約3時間。船越は「一大エンターテインメントを目指して絶賛稽古中です」と意気込んだ。

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