辛坊治郎氏 京アニ殺人放火の初公判に言及 弁護側の戦術「最大の焦点は…」

[ 2023年9月5日 18:26 ]

辛坊治郎氏
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 キャスターの辛坊治郎氏(67)が5日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」(月~木曜後3・30)に出演。京都地裁でこの日から始まった京都アニメーション放火殺人事件の裁判について言及した。

  同事件は36人が死亡、32人が重軽傷を負い、青葉真司被告が殺人罪など5つの罪に問われている。同被告は起訴事実を認めた。一方で弁護側は起訴事実について争わない姿勢を見せ、心神喪失だったとして無罪を主張。無罪でなくても、著しい心神耗弱で減刑されるべきと訴えた。

 辛坊氏はこのニュースを取り上げ、「今日初公判で青葉被告が
『事件当時はこうするしかないと思ったが、こんなにたくさんの人が亡くなるとは思っておらず、現在ではやり過ぎたと思っている』と言っていて。これ聞かされるご遺族の方は切ないと思いますよ」としみじみ語った。

 続けて「やり過ぎだったと思ってるってことは、こんなに死ななければ正当だったというようにとれますよね」と被告の発言に怒りを示し、「当然この発言は弁護側が承諾して言わせてるはずで。そう考えると“精神状態”というところを争点に持ってきたいんじゃないかと感じる」と弁護側の戦術について語った。

 最後には「(上記被告の発言)が有利になることはない」と指摘した上で辛坊氏は「精神状態に関して責任能力があるのかという議論は、今回の裁判における最大の焦点」と見解を示した。

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