アルツハイマー病公表の梶原しげる さまざまな自覚症状明かす 最近は「相当深刻に」

[ 2023年9月5日 13:43 ]

梶原しげる(2008年撮影)
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 元文化放送でフリーアナウンサーの梶原しげる(73)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演し、アルツハイマー病を患っていることを明かした。

 梶原は1973年4月に文化放送に入社。1991年12月末で同局を退社し、フリーに。今年でアナウンサー人生50年となる。

 番組冒頭、黒柳徹子から「番組で初公表したいことがあるそうなんですけど」と振られた梶原は「あの~アルツハイマーと診断されまして」と告白。「今年早々に、何かちょっと変だなと思って、専門医に尋ねたところ、これはアルツハイマーの病いであるということを告げられました」と今年、大学病院で診断を受けたことを明かした。

 症状が出だしたのは昨年7月頃。「知らないのは私だけ、周りはみんな“ちょっと最近おかしいよね”とか、やっぱりいろいろなところでありました」と説明。ある日、妻から「なんで時計2つしてるの?」と指摘されたことがあったといい、「変だと思わずに2つしてたんですよね。妻も私を気遣ってか“最新のスタイルなのね”とかいろいろ言ってたんですけど、私はそんな気はなく。いろいろなところに兆候はあったんですよね」と回顧した。

 また、旅先で泊まっていたホテルに帰れなくなったこともあったといい、「ホテルがどこなのかも。どこから出発したのかも分からないし。どこに行ったらいいかわからないし、ホテルの名前も覚えてないし。ぐるぐる回って、つらかったですね。最終的には一緒には来てなかった東京にいるマネジャーに電話をして、それでおかしいなとは思いました」と梶原。さらには飲食店で釣銭の計算も出来なくなったこともあった。

 最近の状態については「相当深刻になってきました」とも明かし、「通帳の記帳をちゃんとするタイプだったんですが、それを全部忘れちゃったんですよ。周りの人がいい人が多いもんで、電話がありまして。何でもないところにも置いていくんですよ」と苦笑。「よくわからないところでメモするんです。メモした紙はもってくるんだけど、通帳は置いたままなんです。それが何と3回もあったんです。だから、私は妻に“通帳なんて持っちゃいけない!”って言われました」とその後、通帳を持ち歩かなくなったという。

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