アルツハイマー病公表の梶原しげる 妻の難病・脊髄空洞症との闘病も明かす 「私は妻が大好き」と涙

[ 2023年9月5日 16:56 ]

梶原しげる(2008年撮影)
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 元文化放送でフリーアナウンサーの梶原しげる(73)が5日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)に出演し、アルツハイマー病であることを初公表。44年連れ添う妻も大病を患っていることを明かし、涙を見せる場面があった。

 梶原は1973年4月に文化放送に入社。1991年12月末で同局を退社し、フリーに。プライベートでは1979年に妻と結婚している。

 この日、自身が今年の初めにアルツハイマー病と診断されたことを公表した梶原。支えてくれる妻について「本当に大好きなんです」と語る中、「彼女はアーノルド・キアリ症候群(アーノルド・キアリ奇形による脊髄空洞症)という非常に難しい病気をしているんですけど」と妻の難病も告白。「それでなかなか難しい手術を受ける時に(妻が)“生きるか死ぬかわからないので、私は宝塚を最後に見たい”と言いました。名古屋、大阪、東京で全部見て、名残ないように“これでいい”とそんなような宝塚観劇でした」と話した。

 MCの黒柳徹子は「その手術はうまくいったの?」と質問すると、梶原は「それがなかなか微妙でして、この病気が完治するというわけではなく、それを背負って生きていくんですよね。痛みを取り除くとか、苦しさを取り除くという段階にはなるんですけど。なかなか難しい病気で」と説明。「彼女の病気が分かった時に私の人生は彼女のためにあるんだ!と思いました。とにかく妻が心地良いという状況で過ごせることを第一に考えました」とした。

 症状としては「慢性的に痛みがある」といい、「痛みを忘れるような、芝居を見るとか、映画がを見るとか、宝塚を見るとか、そういうことは一所懸命、私も一緒に。歩くのもいろいろと大変な状況がありますので、なるべく楽に劇場に行くとか心がけております」と明かした。

 手術を受けた時期は2人の子どももまだ小さかった頃だといい、「子どものことはもちろん、妻が中心になってやっていたものを、何もやらない私が子ども2人の面倒をみないといけないと。大変でしたね。ご飯作るのは大変だなとか。家をちゃんとした時間に出すのは大変だなとか。その時に体験しました」と回顧。「私は本当に妻が大好きなんです。今でもふっと妻のことを思い出すと、頑張ってきたなとか、そんなことを思う。まったく頭が上がらない。大好きです」と妻への愛と感謝を口にして、目に涙を浮かべた。

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