「VIVANT」第8話 謎の組織「テント」の本当の姿が判明 表向きはテロなどの受注も裏では…謎深まる

[ 2023年9月3日 22:15 ]

TBS日曜劇場「VIVANT」第8話。謎の組織「テント」の本当の顔は孤児救済。多くの子供たちに囲まれて笑顔を見せるノコル(左)とベキ(C)TBS
Photo By 提供写真

 俳優の堺雅人(49)が主演を務める今夏最大の話題作、TBS日曜劇場「VIVANT(ヴィヴァン)」(日曜後9・00)は、3日に第8話が放送された。テントの“裏の顔”が明かされた。

<以下ネタバレ有り>

 第8話は、ブルーウォーカー・太田(飯沼愛)の協力で、テントのサーバーからある重要な情報を得ることに成功した乃木たち。そんな中、乃木、黒須をはじめとする6人の“別班”精鋭部隊が、司令・櫻井(キムラ緑子)の下に集結した。目的は、テントの最終標的である日本での犯行を未然に防ぐこと。そこで乃木は別班メンバーに、テントのリーダー・ベキ(役所広司)が自身の父であり、元公安の警察官だったと打ち明ける。徐々にテントへと近付いていく乃木たち別班、そして、チンギス(Barslkhagva Batbold)と手を組み、乃木を徹底的にマークする野崎(阿部寛)たち公安。テントの真相を暴き、日本を守るのはどちらか…という展開。

 別班を裏切り、父親・ベキとDNA鑑定の結果「99・9999%」で親子と診断された乃木は拘束中にIQテストや語学、経済学といったテストを受けるなど、父親・ベキに試された。

 乃木が有能な人材だと判明したが、ベキは「仲間を裏切り、殺し、ここに来た。いくら息子だといえ…ダメだ。ここ半年が勝負時だ。ほかに代えがたい能力ならば、利用する」と、葛藤の末に苦渋の決断を下した。

 見事試験を“突破”した乃木はテントの“裏の顔”を知ることになる。まずは“表の顔”。それはこの1年間の収益データから判明し、主な収入源は誤送金やテロ活動を請負して成功報酬を得ていた。また、暗殺、誘拐、サイバーテロ攻撃などを請け負って大金を得ていることがわかった。その収入は1年間で7億ドル以上。

 その収支データの中で、武器調達、実行部隊の訓練などに莫大な費用がかかるにも関わらず軍事費用がなかったことに疑問を持った乃木。その答えとして連れていかれたのはテントが運営している民間軍事会社だった。そこで優秀な兵士を引き抜きテントの仕事をさせていることが明かされた。

 また、ベキら幹部の報酬が約2000万ドルと桁外れだった。この疑問もすぐに解決した。乃木が次に連れていかれた場所は児童養護施設だった。子供たちに囲まれるベキ、ノコルの姿に驚きの表情を見せた乃木に、幹部・バトラカ(林泰文)は「ベキ名義の支出2200万ドル。あの金はこのような児童養護施設の運営費に充てられたものです」と説明した。

 ベキはバルカ共和国内で4つの民族による内乱が起こった際に親を失くした子供たちを救うために複数の孤児院を創設したことが明かされた。さらに他の幹部の報酬も全て子供たちに使われているとされ、世界中の諜報機関に恐れられているテントの“本当の顔”が、孤児の救済ということに乃木は戸惑いを隠せなかった。

続きを表示

この記事のフォト

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年9月3日のニュース