山田洋次監督 91歳で90作目の映画が9月から公開 次作は生まれ故郷豊中?「できたらいいですね」

[ 2023年8月24日 15:23 ]

映画「こんにちは、母さん」の先行上映会、舞台あいさつに登場した山田洋次監督(左)、北山雅康
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 名匠・山田洋次監督(91)は24日、大阪・豊中市で開催された自身90作目となる映画「こんにちは、母さん」(9月1日全国公開)の先行上映会、舞台あいさつに俳優・北山雅康(56)とともに登壇。900人のファンを前に「これだけ多くの方が観に来てくれたのは初めて。びっくりしてます」と語った。

 山田監督は豊中市生まれ。中桜塚にある生家は今も「三角屋根の家」として現存する。16年には山田監督が名誉市民に。同10月には、この日映画が上映された豊中市立文化芸術センターで豊中市の施政施行80周年記念式典にも出席。次回作について「生まれも育ちも豊中・岡町。生まれたウチは今も残ってます。次回、あのウチを写すロケができたらいいですね」と客席にリップサービス。「構想はいくつかあります」と91作目に貪欲だ。

 91歳で今回が90作目。今年、次作を撮れば“エージショート”となる。「数が多いのは自慢にならない。巨匠と呼ばれる人はそんなにたくさん作ってない」と謙遜した。

 6度目のコンビとなった主演の吉永小百合(78)については「品の良さがある。人間としてマジメでよく勉強してる。世界や人類の課題とか。原爆を反対する運動に生涯をかける意思も持ってる。知的な、人間としてしっかりした方」とベタ褒めだ。

 一方、吉永の息子役の大泉洋(50)には「テレビ演技をみてて、力あるなと。息子をやるなら大泉洋しかいないとかなり前から思ってた。場がパッと明るくなる」と起用を心待ちにしていたそうだ。

 宮藤官九郎(53)には「監督もしてるのに演技者としてよくぞ参加してくれた」と感謝。さらにYOU(58)には「監督のいろんな注文をどんどんこなしてくれた」と絶賛していた。

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