北大路欣也「自分にとっての憧れ」 代表作「三屋清左衛門残日録」第7作制作決定に「ワクワクドキドキ」

[ 2023年7月12日 05:00 ]

ドイツ・ワールドメディアフェスティバル金賞の盾を手に笑顔を見せる北大路欣也(撮影・尾崎 有希)
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 俳優・北大路欣也(80)主演のオリジナル時代劇シリーズ第6作「三屋清左衛門残日録 あの日の声」(22年、藤沢周平原作)が「ドイツ・ワールドメディアフェスティバル2023」エンターテインメント部門で金賞を受賞。このほど、北大路が都内で喜びを語った。

 老境の人間模様を温かな視点で描く大ヒットシリーズ。「清左衛門の静かに生きる力強さは、自分にとっての憧れ」と特に思い入れのある役がドイツで評価されたことに「人類共通の愛がある。そういうものには壁はなく、やっぱり通じるのだなと思った。時代劇を愛してくれる皆さんに何か届けることができた」と振り返った。

 時代劇スターだった市川右太衛門を父に持ち、自身も13歳で子役としてデビュー。「あの日の声」も当時と同じ京都の東映撮影所で撮影されただけに「13歳でデビューし、80歳になっても同じ場所で仕事ができる。本当にうれしいこと」と感慨に浸った。

 特に思い入れのある作品だが、一度は清左衛門役のオファーを断ったことがあるという。「60代で最初にお話をいただいたが、当時は受け止めきれなかった。70代になり、役に必要な“らしさ”が出るようになったと思って、喜んでお受けした」と2度目のオファーに応じた経緯を明かした。そして、今では長いキャリアの中でも指折りのはまり役となった。

 受賞を記念し、第6作を時代劇専門チャンネル(CS292)が8月6日午後7時ほかで凱旋アンコール放送。さらに、シリーズ最新第7作の制作も決定した。「役者の先輩やスタッフの皆さんの存在があって私はここにいる。また、撮影所で皆さんと会えることにワクワクドキドキしている」と熱く語った。

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