眞栄田郷敦 高校時代は父・千葉真一さんに複雑な思いも…役者へと導かれ「俳優としてはやっぱり凄い」

[ 2023年6月30日 23:18 ]

眞栄田郷敦
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 俳優の眞栄田郷敦(23)が30日放送のNHK「ファミリーヒストリー」(金曜後10・00)に出演し、21年に亡くなった父の俳優・千葉真一さん(享年82)への思いを語った。

 郷敦の母・玉美さんは舞妓時代に知り合った千葉さんと1996年に結婚。千葉さんが当時拠点としていた米国に移住し、同年に長男の俳優・新田真剣佑、2000年には次男の郷敦が誕生した。しかし渡米して約8年が経つと千葉さんは米国での仕事が減り、日本に帰国。当時は自ら企画した映画などの資金繰りで困り、妻子への仕送りも滞るようになったという。そして玉美さんも子供たちを連れて帰国したが、真剣佑と郷敦を育てるために朝から晩までパートに明け暮れる日々だった。

 家庭の事情もあって鬱屈した日々を過ごしていた郷敦だったが、中学時代は吹奏楽部にでサックスに熱中し、「打ち込めるものが見つかって仲間もできて。そこで救われた」。そして吹奏楽の名門高校に進学し、部長として全国3位になったことも。その頃、両親は離婚していたが真一さんは息子のため演奏会のたびに駆け付けたという。

 当時の思いを問われ、郷敦は「正直でいいですか?」と前置きして複雑な心境を吐露。「たまに来たぐらいでいい気になってんじゃねえよ、みたいな。母がひとりで僕らを育ててくれていたので、そういう状況にさせている父親…しょうがないかもしれないですけど」と当時を振り返った。

 プロのサックス奏者を目指していた郷敦だったが、東京芸大に不合格となったことで断念。そんな時に父から半ば強引に役者の道を勧められ、それが人生の転機となった。「数日後に監督と顔合わせがあるから」と父が引き合わせてくれ、2019年に映画「小さな恋のうた」でデビュー。俳優になってからは父の自宅に呼ばれて演技の指導を受けたそうで、「脚本をどれだけ深掘りするか、読解力ということを強く言われた。俳優・千葉真一としてはやっぱり凄いなと思う」と尊敬の思いを語っていた。

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