「らんまん」母役・広末涼子が再登場 重要な“新規回想シーン”謹慎後初 予定通り放送にネット納得の声も

[ 2023年6月30日 08:09 ]

NHK連続テレビ小説「らんまん」第65話に再登場した広末涼子
Photo By スポニチ

 NHK連続テレビ小説「らんまん」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は6月30日、第65話が放送され、人気シェフ・鳥羽周作氏(45)とのダブル不倫騒動に揺れる女優・広末涼子(42)が“新規回想シーン”で約1分、再登場した。朝ドラ初出演となった広末は主人公の母・槙野ヒサ役。第5話(4月7日)にして病死しているが、この日は過去回の映像を用いる回想ではなく、新たに撮影されていた場面。主人公の家族の絆を描く重要なシーンとあり、カットせずに予定通りオンエアされた。

 <※以下、ネタバレ有>

 今月14日の無期限謹慎処分後、広末の新規シーンへの登場は初。SNS上には「お母さんの幻カットされなくてよかった。あるとないとでは大違い」「綾と万太郎の出会いに…これはカットできんわ~」などと納得の声も上がった。

 俳優の神木隆之介が主演を務める朝ドラ通算108作目。「日本植物学の父」と称される牧野富太郎をモデルに、江戸末期から昭和の激動の時代を生き抜き、明るく草花と向き合い続けた主人公・槙野万太郎の人生を描く。脚本はNHK「流行感冒」「群青領域」「旅屋おかえり」なども手掛けた注目の劇作家・長田育恵氏。神木の朝ドラ出演は2007年度前期「どんど晴れ」以来16年ぶり2作目。初主演となる。男性主人公は20年度前期「エール」(窪田正孝)以来3年ぶり。

 第65話は、寿恵子(浜辺美波)との祝言の席。万太郎(神木隆之介)は、今後の槙野家の一切を綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)に譲ると伝える。納得のいかない分家の豊治(菅原大吉)たちに、タキ(松坂慶子)は今までの態度をわび、これからは互いに手を取り合い、商いに励んでほしいと願う。後日、万太郎やタキたちはヤマザクラを見に、呉服商・仙石屋へと向かう…という展開。

 万太郎に感謝を述べると、タキには万太郎の母・ヒサ(広末涼子)の“幻”が見えた。

 タキ、万太郎・寿恵子、綾・竹雄は仙石屋へ。万太郎は病気のヤマザクラの若い枝を切り、接ぎ木。タキは「楽しみじゃのお。いつか、この桜が咲き誇るがか」と万太郎や綾の子どもが生まれる未来を想像し「らんまんじゃ」――。そして、過去もよみがえった。

 タキとヒサ(広末涼子)は、幼き綾と生まれたばかりの万太郎を連れて花見。ヒサは「万太郎も笑いゆ。綾に会えてうれしい言うて。綾の弟になるが。かわいがってくれる?」、タキは「今日から、わしら家族になるがじゃ。血のつながりじゃのうて、縁(えにし)でつながる家族にの」。綾は万太郎の頭をなでた。

 既にクランクアップしている広末の再登場について、NHKの担当者は今月21日の定例会見で「出演者の選定にあたっては、自主的な編集判断の下、その都度、総合的に判断させていただいますので、それに基づいて判断していきたい」と言及。再登場の時期については「制作過程については、お答えを差し控えさせていただいきたい」としていた。

続きを表示

「美脚」特集記事

「STARTO ENTERTAINMENT」特集記事

2023年6月30日のニュース