「どうする家康」“王道と覇道”初回→超ロングパス!ネット胸熱&涙「太守様…」王道は秀忠へ 覇道は茶々

[ 2023年11月29日 11:00 ]

大河ドラマ「どうする家康」第45話。徳川家康(松本潤・左)の志は徳川秀忠(森崎ウィン)に託され…(C)NHK
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 嵐の松本潤(40)が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」(日曜後8・00)は今月26日、第45話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 「リーガル・ハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどの古沢良太氏がオリジナル脚本を手掛ける大河ドラマ62作目。弱小国・三河の主は、いかにして戦国の世を生き抜き、天下統一を成し遂げたのか。江戸幕府初代将軍を単独主役にした大河は1983年「徳川家康」以来、実に40年ぶり。令和版にアップデートした新たな家康像を描く。古沢氏は大河脚本初挑戦。松本は大河初主演となった。

 第45話は「二人のプリンス」。関ヶ原に敗れ、牢人となった武士が豊臣の下に集結。憂慮した徳川家康(松本潤)は若き当主・豊臣秀頼(作間龍斗)を二条城に呼び、自らの権威を誇示しようとしたものの、世間にお披露目された秀頼の麗しさに人々は熱狂。豊臣人気に再び火がつく。脅威を感じた家康は徳川秀忠(森崎ウィン)の世に憂いを残さぬためにも、自らの手で豊臣との問題を解決しようと試みる。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が大きな火種に…という展開。

 「二条城会見」(慶長16年、1611年)「方広寺鐘銘事件」(慶長19年、1614年)が描かれた。

 慶長19年。二条城会見以降、秀頼の活躍は目覚ましく、京大仏再建の大事業を進めた。

 秀忠は「あの京大仏の開眼供養だけは、どうにかしてくだされ。間違いなく豊臣の威光、ますます甦ります」「私と秀頼の戦いになったら、私は負けます。負ける自信がある!」と父に泣きつく。家康は「そなたはな、わしの才をよく受け継いでおる」「弱いところじゃ。そして、その弱さをそうやって素直に認められるところじゃ」と息子を励ました。

 家康「わしもかつてはそうであった。だが、戦乱の中で、それを捨てざるを得なかった。捨てずに持っていた頃の方が、多くの者に慕われ、幸せであった気がする。わしは、そなたがまぶしい。それを大事にせい」「戦を求める者たちに、天下を渡すな。王道と覇道とは」

 秀忠「徳をもって治めるが王道。武をもって治めるが覇道。覇道は王道に及ばぬもの」

 家康「そなたこそが、それを成す者と信じておる。わしの志を受け継いでくれ」

 「王道と覇道」。初回(1月8日)、大高城への兵糧入れに挑む若き家康に対し、師・今川義元(野村萬斎)が「王道と覇道は知っておるな」と問い掛けた場面のリフレインとなった。

 SNS上には「太守様、第1話のお言葉が受け継がれましたよー」「このリフレイン、今度はこの組み合わせで…泣けますね…」「初回で受け取った言葉を、今度は授ける側になる」「王道を秀忠に託し、戦国を終わらせるため覇道を貫くしかないのかなと思うと、つらい」「苦悩しながらも王道を進んでいく家康に対し、力で天下を奪うことだけを考えている覇道の茶々。この対比は、なかなかに斬新」などの声が相次いだ。

 次回は第46話「大坂の陣」(12月3日)が放送される。

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