若狭勝弁護士 “所得税減税”のワードに「減税という言葉を1つのマジックワードにして国民の心を…」

[ 2023年10月18日 09:54 ]

弁護士の若狭勝氏
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 元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士が18日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民、公明両党が17日、経済対策の内容を岸田文雄首相に提言したことについて言及した。

 焦点の所得税減税は提言書に明記されなかった。これまで自民党の茂木敏充幹事長、世耕弘成参院幹事長が検討を求める発言をしていた。今回、公明党は所得税減税を口頭で検討を要請し、自民も否定しなかった。両党は所得税減税を家計の負担を和らげる選択肢の一つと位置付け、実施すべきかどうか、党の税制調査会で年末にかけて議論する。このほか、物価高に負けない賃上げと投資を促す企業減税を要請し、家計支援では低所得世帯への給付を求めた。

 政府は月内にも経済対策を決定し、実行の裏付けとなる2023年度補正予算案を20日召集の臨時国会に提出する。首相は「還元の在り方については、与党の提言も踏まえ早急に具体化を図っていく。物価高に苦しむ国民を支援し、新しい経済ステージへのチャンスをつかみ取るため、大胆な取り組みに踏み込みたい」と記者団に述べた。

 若狭氏は、所得税減税を巡る動きについて「やじろべえみたいなものですよね、あっち行ったりこっち行ったり、国民、世論の動きを見て」と指摘。「減税という言葉を1つのマジックワードにして国民の心を躍らせたり、消沈させたりとか、そういうことを今やっている。そういう意味においては、体のいい1つのテクニック的な、政治的なものにしか感じ取れないところを私は感じます」と自身の見解を述べた。

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